ブレーメン最多スコアラー負傷、大迫勇也は“重い打撲”…むしろ浮上のキーマンに!
大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
直近のホッフェンハイム戦で右膝を傷める。しかし今週中に復帰可能か?
ドイツ・ブンデスリーガ1部ヴェルダー・ブレーメンの日本代表FW大迫勇也が10月25日のTSG1899ホッフェンハイム戦(△1-1)、前半途中からピッチに立ったものの相手との接触で右膝を傷めて87分に交代を余儀なくされた。フロリアン・コーフェルトは試合直後に大きなケガをした可能性もあると心配していたが、26日に検査を受けた結果、「膝の構造的な面では問題がなく、重い打撲」と診断されたそうだ。回復できれば今週中にも復帰できるという。ドイツメディアの『ダイヒ・シュトゥーベ』が報じた。
ブレーメン対ホッフェンハイム戦の37分、チーム最多となるリーグ4得点を決めるニクラス・フュルクルクが負傷したため、大迫が急きょピッチに立つ。試合はホッフェンハイム優位で進んだが、ブレーメンも耐えていった。
しかし87分、大迫は相手との接触で右膝を強打。その場に倒れて治療を受け、結局、タヒス・チョンとの交代を余儀なくされた。
しかし大迫は幸いにも比較的軽傷で済んだと見られる。一方、フュルクルクはふくらはぎの筋肉系の損傷により、2週間ほどの離脱を余儀なくされた。
5節を終えて2勝2分1敗で7位につけているブレーメンだが、フュルクルクの離脱に伴い、戦い方を多少修正しなければならなくなるという。
昨季終盤のブレーメンは1部残留に向けた“現実的な戦い”を選択した。しかし今季はボールを支配するとともに、受け身になるのではなく、攻め勝つというメンタリティの共有を図ろうとしてきた。ヨーロッパリーグ(EL)に参戦するホッフェンハイムを相手に苦しめられたが、そのスタンスで最後まで耐え切った。それをプラスに捉え、38歳のコーフェルト監督は「安定した戦い方」を身に付けていきたいという考えを示す。
ボールを確実に収められる大迫の能力を、指揮官も買っている。その力をいかにチームのために活用するのか。フュルクルク離脱のなか、負傷の程度も気になるところだが30歳の大迫には、もう一度チームを浮上させるためにも、さまざまな役割が期待される。
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[文:サカノワ編集グループ]