遠藤渓太が初ゴール、ウニオン・ベルリン「ウイングを有効に使えた」と指揮官絶賛。堂安律のビーレフェルトに5-0大勝
遠藤渓太。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
初先発で結果を残したが、ハムストリングスを傷めて20分で交代に。チームは暫定4位!
[ブンデスリーガ 7節]ウニオン・ベルリン 5-0 ビーレフェルト/2020年11月7日/シュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライ
ドイツ・ブンデスリーガ1部ウニオン・ベルリンに所属するMF遠藤渓太がアルミニア・ビーレフェルト戦で初先発を果たすと、開始3分に先制点を奪い、ブンデスリーガ初ゴールを記録した。チーム5-0と歴史的大勝を収め、暫定4位に浮上している。しかし遠藤はハムストリングスを傷めたようで、20分に交代している。一方、ビーレフェルトの堂安律も先発したが82分に交代している。
遠藤は4-2-3-1の左MFで先発出場。右ウイングで出場した堂安とマッチアップはしないが、同サイドで対峙する構図に。すると開始3分、右サイドを抜け出したシェラルド・ベッカーのグラウンダーのクロスを、駆け上がって流し込みゴールネットを揺らす。
しかしベッカーが抜け出したタイミングが、オフサイドの疑いでVAR(ビデオアシスタントレフェリー)に委ねられたため、遠藤も喜びを爆発することはできず。長い時間をかけた協議の結果、オンサイドでゴールが認められた。
サイドの攻防で主導権を握ったウニオン・ベルリンは、その後も優位に試合を進める。しかし20分、遠藤はハムストリングスを傷めたようで、直訴してベンチに下がった。
それでもウニオン・ベルリンの攻勢はとどまらず、ベッカーやトップ下に入る元ドイツ代表マックス・クルーゼのPKなど、計5ゴールを奪ってみせた。
ウニオン・ベルリンのウルス・フィッシャー監督は試合後、次のように語った。
「試合最初から本当に素晴らしく、ウイングを有効に使えました。サイドの背後を突くことがとても効果的で、私たちはその利点を最大限に生かせました。それに90分間、決して組織が崩れませんでした。失点ゼロに抑えられたことも大切で、選手たちは本当にいい仕事をしてくれました」
そのように遠藤と堂安の対決で、今回は遠藤が勝利を収めたと言える展開だったことを物語るコメントをしている。
ウニオン・ベルリンは3勝3分1敗の勝点12で暫定4位に浮上。遠藤は4試合・1得点だ。
一方、ビーレフェルトは1勝1分5敗で18チーム中15位。堂安は7試合・1得点・1アシスト。
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[文:サカノワ編集グループ]