【移籍情報】ローマが鎌田大地の獲得を狙う「モウリーニョは大ファン」。山形DF半田陸から方向転換!?
日本代表の鎌田大地。 (Photo by Christof Koepsel/Getty Images)
エバートン、ベンフィカも関心を示す。
カタール・ワールドカップ(W杯)サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトに所属するMF鎌田大地が、イタリア・セリエAの名門ASローマから狙われている。
『IlRomanista』は12月7日、「半田陸から鎌田大地へ」と題したレポートを掲載。以前ローマの練習とトレーニングマッチに参加した20歳のサイドバックであるモンテディオ山形の半田陸だが、ガンバ大阪やヴィッセル神戸も獲得に乗り出していて先行きが不透明という。ローマは半田が複数ポジションでプレーできる点を評価しているそうだ。
そうしたなか、フランクフルトの鎌田大地についても言及。ジョゼ・モウリーニョ監督がジャパンツアーで、「アイントラハト・フランクフルトが合意してくれれば、カマダ・ダイチを加えたいのですがね」と冗談を言ったそうだ。ただし、実はモウリーニョは鎌田のことを「とても気に入っている」そうで、今後ローマが復権を果たせれば……満更でもないという。現在リーグ7位で、中盤に鎌田のようにゴールを奪える(絡める)タレントを欲しているそうだ。
また、ローマはVfBシュツットガルトのレフティである日本代表DF伊藤洋輝もリストアップしているということだ。いずれにせよ、チアゴ・ピント・ゼネラルマネジャー(GM)は、今回ツアーを実施した日本から、中田英寿以来となるタレントを獲得しようと動ているのは間違いと見ている。
鎌田は2023年6月で現在の契約が切れるが、フランクフルトとは契約延長合意が間近だと言われる。ただし、フリートランスファーになるという“切り札”を手元に置いている状況だ。
26歳のアタッカーは、名門ボルシア・ドルトムントからリストアップされていて、しかも「補強リストの最上位」に位置付けられていると言われる。他にイングランド・プレミアリーグのエバートンFC、ポルトガル1部のSLベンフィカが鎌田獲得へコンタクトを取っていると言われる。
フランクフルトの中心選手となって、昨季はUEFAヨーロッパリーグ(EL)で優勝。さらに今季もUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で決勝トーナメント進出を果たし、いまやブンデスリーガを代表する一人となっている。そうしたなか鎌田自身はシーズン終了まで戦うと“宣言”している。ただ契約延長の合意がなければ、フランクフルトが冬の移籍マーケットで売却を検討する可能性もある。そのあたりの駆け引きも、そろそろ起きてきそうだ。
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