久保建英がレアル・マドリード復帰も?ビジャレアルの深刻な「ピボーテ不足」の影響で
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
イボーラが長期離脱、コクランも再び負傷…。
スペイン1部リーグのビジャレアルCFは12月14日、前日のレアル・ベティス戦(△1-1)で途中交代したビセンテ・イボーラが左ヒザ前十字靭帯断裂の重傷を負ったと発表した。
ビジャレアルの10番の離脱に伴い、ウナイ・エメリ監督は記者会見でもピボーテの補強の必要性を語った。スペインメディア『アス』によると、「大黒柱を失った」ことで、すでに指揮官とフロントが冬の移籍市場での補強策について話し合いの場を持ったとも報じている。
センターハーフでは、フランシス・コクランも同日の試合で途中出場したものの筋肉系のトラブルで途中交代を余儀なくされた。人材不足は深刻で、そこで検討されているのが、メキシコのクラブ・アメリカにレンタル移籍中のサンティ・カセレスを1月に復帰させるプランだ。
ただしカセレスはアルゼンチン人のため、EU外の外国籍選手枠を活用する必要がある。そのため、日本代表MF久保建英、コロンビア代表FWカルロス・バッカ、アルゼンチン代表DFラミロ・フネス・モリのうち、一人を放出する必要が出てくるというのだ。
スペインリーグでは各クラブの給与上限が設定されているため、ビジャレアルはそのバジェットの中で、いくつかの選択肢を検討している。
ここ最近もスペインリーグでの出場機会増を求めて移籍の噂が出ていた久保だが、保有権を持つレアル・マドリードに一旦復帰することもあり得るのか。深刻な「ピボーテ不足」が、久保の動向にも影響を与えるかもしれない。
ビジャレアルは5勝7分1敗の勝点22で暫定4位。久保はスペインリーグの全13試合に出場しているが、そのうち先発は2試合のみ。ヨーロッパリーグではグループステージ全5試合に先発していて、1得点・3アシストを記録している。
今週末の19日(日本時間20日2時30分)には、現在最下位に沈むCAオサスナとのアウェーゲームが組まれている。
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[文:サカノワ編集グループ]