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久保建英も驚いた!? スローインで珍しい光景、二人連続ファウルスロー。R・ソシエダvsマジョルカ

久保建英 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

位置の修正前に投げ込んで、インプレーにしてしまうと反則に。試合は0-2で敗れる。

[スペイン1部 31節]R・ソシエダ 0-2 マジョルカ/2025年4月12日/レアレ・アレーナ

 スペイン1部リーグ31節、レアル・ソシエダはRCDマジョルカに0-2で敗れた。ソシエダのサッカー日本代表MF久保建英は4-3-3(4-1-4-1)の右ウイングで先発し、72分に交代している。

 ホームチームが優勢に試合を進めていたものの、20分、サイル・ラリンのゴールで、マジョルカが先制に成功。さらに47分にも追加点を奪い、アウェーチームが2-0で勝利を収めた。

 久保はペナルティエリア内での足裏を使っての縦突破からチャンスを作り出すなど、随所で攻撃の起点となった。ただ後半途中に腰を痛がると、72分、交代を告げられた。結局、ソシエダはなかなか決定機を作れず、最後は5-4-1で自陣を固めたマジョルカを崩せず敗れた。

 この試合の開始早々4分、珍しい光景があった。

 マジョルカゴール寄りのホームスタンド側のタッチライン沿い、マジョルカボールのスローインでのことだった。センターバックのマルティン・ヴァルイェントがボールを持ち、勢いよく駆け上がってスローインをする。

 しかし、スローしたのが本来とは完全に異なる位置だったとして、ファウルスローに。

 すると、すぐボールを奪ったソシエダのアイヘン・ムニョスがそのままスローイン。だが、そこの位置が違っているのだとして再び反則に。あまり見られることのない、二人連続でのファウルスローとなった。

 スローインを行う際、主審が選手に対して位置が違っていると指示することはよくある。ただ、明らかに異なる位置からスローインされてインプレーになってしまった場合、”ファウルスロー”になるということだ。

 ただし、もちろんその投げる位置が、主審の許容範囲であれば認められる。

 今回は、ほぼゴールライン付近でボールがラインを割っていた。マジョルカにとっては少なからず不利な位置であり、ヴァルイェントは一度助走をつけて、さらにもう一回勢いを付けて計10メートル以上前進した感じであり、そのあたりが重視されての判定だった。

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 マジョルカは勝点43で8位、レアル・ソシエダは同41で9位。