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久保建英が恩師へ感謝「プリメーラで試合に出ていくための全てを与えてくれた」

久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

カットインから決勝ゴール! レアル・ソシエダがセビージャに2-0快勝。

[スペイン1部 12節]セビージャ 0-2 レアル・ソシエダ/2024年11月3日/ラモン・サンチェス・ピスフアン

 スペイン1部リーグ12節、レアル・ソシエダのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF久保建英がセビージャFC戦で先制ゴールを決めて、2-0の勝利に貢献した。今季リーグ3点目。

 開幕から調子の上がらずいた両チームの対戦、R・ソシエダが上昇へのキッカケを掴む快勝を収めた。4-3-3の左MFで先発した久保は34分、右サイドからカットインして左足を振り抜き、ショットをゴールネットへ突き刺した。アウェーチームはさらに68分にミケル・オヤルサバルのPKで1点を追加して、2-0で勝点3を掴んだ。

『エル・デスマルケ』によると、久保は試合後のインタビューで、RCDマジョルカ時代の恩師であるセビージャを率いるビセンテ・モレノ監督について、「ビセンテ・モレノは監督として私を迎え入れてくれました。とても素晴らしいヘッドコーチであり、プリメーラ・ディビシオン(1部リーグ)で試合に出ていくための全てを惜しみなく与えてくれました」と感謝を伝えた。

 モレノ監督は先日、家族のいるバレンシアが大型の寒冷低気圧の影響により洪水被害に遭い、記者会見で涙を流して現地での救助活動に加われない無念さなどを語り、大きな反響を呼んだ。

 そういった背景を知る久保は「記者会見での彼はとても苦しんでいました。日本でも数年前に同じようなことがありました。私は実際に被害には遭っていないものの、大変な思いをされた方たち、バレンシアで命を落された方たちに、申し訳ないという気持ちもあります。試合をするのは難しいです。黙祷を捧げましたが、難しいことには変わらず、直面した困難を前に、最大限のプレーをしなければなりません」と、複雑な気持ちのなかでピッチに立ったと明かしていた。

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 レアル・ソシエダはミッドウィークにヨーロッパリーグでのFCヴィクトリア・プルゼニ戦、週末現地10日21時からはFCバルセロナとのビッグマッチに臨む。

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