バルサコーチが比較「久保はメッシ似。でもファティのほうが…」
久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
CL最年長出場を記録。久保はヘタフェ戦、初先発なるか?
[CL GS1節] ドルトムント 0-0 バルセロナ/2019年9月17日/ジグナル・イドゥナ・パルク
スペイン1部リーグ(ラ・リーガ)のFCバルセロナのFWアンス・ファティがUEFAヨーロッパチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ1節ボルシア・ドルトムント戦、16歳321日とクラブ史上最年少での同大会への出場を果たした。これまでの記録はボージャンの17歳22日。ファティは後半途中にリオネル・メッシと交代し、試合はスコアレスで引き分けた。
スペイン紙『アス』はこのほど、元バルセロナ・アカデミーのダニエル・ホルカス氏が、以前指導していたファティと久保建英(レアル・マドリード→RCDマジョルカ)を比較。それぞれについて、コメントした。
久保とファティは2012年から2015年まで、ともにバルサの下部組織(カンテラ)でプレー。二人を指導したホルカス氏は久保について、「日本のプレーメーカーは、メッシといくつかの点でとても似ていた」と語ったという。一方、ファティについて「彼は常に違いを作り出す選手だった」として、そのパフォーマンスをこれまで維持していると評価していた。
FIFAの18歳以下の移籍禁止の規定に抵触するとされたため、バルセロナは久保にプレー機会を与えることを優先し、クラブから離れることになった経緯についても改めて説明したそうだ。
久保はこれまでマジョルカでスペインリーグ2試合に出場。チームは9月22日にヘタフェCFと対戦する。
マジョルカはリーグ1勝1分2敗(2得点・4失点)で14位。SDエイバルとの開幕戦で2-1と勝利したものの、その後は3試合ノーゴールが続いており、攻撃面のテコ入れを図り、久保の初先発も期待されるところ。
アスレティック・ビルバオ戦でPKを獲得するドリブル突破を見せた久保について、マジョルカのビセンテ・モレノ監督は「タケはまだ18歳。周りは少し落ち着いて見守る必要があるでしょう。そのプレーの質の高さを、しっかりと示してくれました」と語っていた。
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[文:サカノワ編集グループ]