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パリSGが本命!?「日本のメッシ久保建英」の移籍話にフランスもそわそわ

FC東京での久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

地元の移籍情報サイトは「アンテロ・エンリケSDがパリ行きを完了させたはずだ」?

 パリ・サンジェルマンの移籍情報を中心に扱うフランスのサッカー情報サイト『Le 10sport』は6月3日、「『日本のメッシ』のパリ行きをアンテロ・エンリケ・スポーツダイレクター(SD)が完了させようとしている」と題し、FC東京の久保建英のパリSG移籍の可能性が高まっていると報じた。

 記事では、久保がバルセロナ下部組織でプレーしていたものの、FIFAのクラブへの制裁により、本人は15歳で日本でのプレーを選択。移籍可能な18歳を迎えたことでバルセロナBチームへの復帰が想定されていた。

 しかし、代理人の変更に伴い、欧州のトップチームとの契約を優先している。そのなかでレアル・マドリーなども名前が挙がるなか、パリSGが本命に浮上した――。

 そのようにスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』や日本のスポーツ新聞の情報をもとに伝えている。

 独自の情報はなく、本人のコメントなどもないスポーツダイレクターの名前を出すなど、やや煽っている印象は受ける。ただ、この記事をフランスのほかのメディアも流用する形で、「日本のメッシ 久保建英」の名前がどんどん広まっている。

 もちろん、パリSG行きの現実味はある。チームを率いるのはドイツ人のトーマス・トゥヘルで、1.FSVマインツ05時代には岡崎慎司を大成させ、ボルシア。ドルトムント時代には香川真司とも良好な関係を築くなど、日本人選手の生かし方をよく把握している指揮官ではある(ただトゥヘルはドルトムントからも選手獲得を模索していると言われる)。

 しかし一方、アタッカー陣が飽和状態であるという課題も抱えている。そのなかで18歳の久保がレギュラーポジションをすぐつかめるだろうか。17歳とはいえスペイン語や英語をこなせるなどコミュニケーション能力も高く、そういった点も移籍先選びにも関係してくるか(ドイツやイタリアよりもスペイン優先!?)。

 もちろんFC東京でこのままプレーをして黄金期を築く、という可能性もゼロではないか!? 

 日本代表は6月5日、豊田スタジアムでトリニダード・トバゴと対戦する。果たして久保の代表デビューなるか? その活躍ぶりによっては、久保に正式オファーがすぐさま届くこともあり得る――。

文:サカノワ編集グループ

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