レアル久保建英「未来は何も決まっていない」。スペイン紙が強調
久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
レンタル移籍は”未定”。カスティージャのラウル監督のもとで「大きなステップを踏む」という選択肢も。
スペイン紙『マルカ』は8月10日、注目を集めているレアル・マドリードの久保建英の新シーズンの動向について、「クボの未来は何も決まっていない」と強調するレポートを掲載した。
記事では、レアル側の視点から「タケ・クボに関して、何も急いでいません。彼らはレアル・マドリードでのことについてのみ考えています」として、期限付き移籍について様々な憶測が伝えられているが、「バリャドリードのみが検討されているようだ」とも伝える。そのうえで「ベルナベウでは、タケの今後について何も決まっていません」という。
実質3部リーグでプレーさせるリスクや難しさはあるものの、カスティージャを率いるラウル・ゴンザレス監督のもと(彼のオーダーにより)、「久保がフットボーラーとして大きなステップを踏む」という選択肢もあり得るという。
現段階では、やはり昨季のヴィニシウスのように、EU外の外国籍選手枠が「3」と規定されているリーグ戦に久保が出場するのは難しいため、Bチームのカスティージャでプレーしながらトップチームの練習に加わり、その外国人枠のルールが適用されないカップ戦などでのチャンスを探るのが「基本線」になっているようだ。
また、先日スペインTV局が「久保のレアル・バリャドリードへの期限付き移籍が決まった」とツイートしたことで話題を集めた。しかしチームのセルヒオ・ゴンサレス監督は「そのことはまったく知らない。メディアの記事を読んだだけ。具体的な話にならなければ、私からは何も話せない」と語っていた。実際、現段階ではクラブ間での移籍交渉などは行われていないようである。
カスティージャは今日(日本時間11日5時)、2部リーグのCDテネリフェとプレシーズンマッチを行う。今回も久保とロドリゴの出場は果たしてあるか。
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[文:サカノワ編集グループ]
Topics:Reak Madrid Takefusa KUBO’s future is not yet decided.