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「とんでもないXmasプレゼント」「寝耳に大洪水」JFA反町技術委員長がU-20&U-17W杯中止を受け、今後の活動方針を説明

オンラインでメディア取材に応じたJFAの反町康治技術委員長。協力:日本サッカー協会

AFC主催のU-19、U-16アジア選手権に向けて、年代別代表の活動は継続。

 2021年開催予定だったインドネシアU-20ワールドカップ(W杯)、ペルーU-17W杯の中止を決定を受けて、日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長が12月25日、オンラインによるメディア取材に応じて、今後のU-19日本代表、U-16日本代表のチーム活動の方針について見解を示した。

 今年3月3日から20日まで開催予定であるU-20W杯のアジア予選を兼ねたウズベキスタンU-19アジア選手権に向けて、U-19日本代表候補は12月21日から27日まで千葉県内でキャンプを行っている。この年代別のアジア選手権について、主催者のAFC(アジアサッカー連盟)から中止の発表などされていないことから、反町技術委員長は3月まで予定されるチーム活動を継続する方針だと見解を示した。1月に合宿を予定しているU-16日本代表も基本的に同様のスタンス。今後、AFCがそれらの大会の中止・延期を決定した場合、改めて対応を協議する。

 反町技術委員長は次のように語った。

「正直な話、とんでもないクリスマスプレゼントをいただいたと思っています。あらゆる準備をして、チームスタッフや日本サッカー協会、誰よりそのカテゴリーの選手たち、全てがその世界の強豪と真剣勝負できる2つの大会を楽しみにしていました。

 日本サッカー協会としては、その世界大会で同年代の選手を見て、大会に参加し、これからの指導やどういった方向に進むかを考えてきました。世界の流れを捉え、新たな施策を取るのかどうか、日本の課題は何なのか。それら世界の大会から知るのは当然のことでありますから、世界のサッカーにとっても、日本のサッカーにとっても良くない。全体にとって悲しく、悔しい事実であり、コロナウイルスを憎く思っています」

 そして反町技術委員長はU-19日本代表を率いる影山雅永監督とも対応を確認した。

「本当に寝耳に大洪水で、影山監督とは今後どうするか話をしました。世界大会(U-20W杯)は中止になりました。しかし、AFCのアジア選手権自体はまだ何もアナウンスされていません。それに備えていきたいと思っています」

 U-19代表は27日まで、予定通り活動を実施する。ただし、AFCが何かしらの発表をした場合、再度、今後の強化方針を含めて対応・対策を検討する。

 国際サッカー連盟(FIFA)は12月24日に評議会を開き、世界的なパンデミックを考慮し、2021年に開催予定だったU-20ワールドカップ(W杯)、U-17W杯の中止を決めた。インドネシア(U-20W杯)、ペルー(U-17W杯)の開催地(ホスト国)は、そのまま2年後予定の2023年大会にスライドされる。

注目記事:内田篤人が携わる世代…U-20、U-17W杯の中止決定。開催国そのまま2023年大会へ

[取材・文:塚越始]

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