【TM浦和1-4札幌】西川周作「つなぐ意識は強くなったが、『ゴールを奪うためのつなぎ』」。関根貴大ゴール、ドウグラス・オリヴェイラ2発
札幌との練習試合に臨んだ浦和の明本考浩。(C)URAWA REDS
「このサッカーをどんどん成熟させていく」。一方、札幌は高嶺朋樹、中野嘉大も決める。
沖縄でキャンプを行っていた浦和レッズと北海道コンサドーレ札幌が2月7日、金武町フットボールセンターで練習試合(45分×3本)を行い、札幌が4-1の勝利を収めた。両クラブが得点者を公表、浦和は関根貴大、札幌はドウグラス・オリヴェイラ(2ゴール)、高嶺朋樹、中野嘉大が決めた。
浦和が発表した得点経過は次の通り。
【1本目】(0-1)
37分/失点
【2本目】(1-1)
37分/失点 39分/関根
【3本目】(0-2)
13分・17分/失点
※メンバーは非公開
浦和はこの日で沖縄キャンプが終了に。GK西川周作は、次のようにコメントしている。
――約2週間の沖縄キャンプを終えた今の心境は?
「リカルド(ロドリゲス)監督がやろうとするサッカーが頭の中に叩き込まれていったのではないかと思います。そのなかでJ2リーグ、J1リーグの相手とレベルが上がっていった時に、今日のトレーニングマッチもそうでしたが課題が出ました。
上手くいかないことのほうが多かったですが、トライする姿勢を出していかなければいけません。トライすることで改善点が明確になり、シーズンを通して良くなっていければと思います」
――具体的な課題は?
「チームのつなぐ意識は強くなったと思いますが、『ゴールを奪うためのつなぎであってつなぐことが全てではない』ということを監督も言っています。自分のところからでもつなぐ、蹴ることの判断をもっとしっかりしていきたいと思います。
コントロールする、ゲームを作るという意味でも、このサッカーでGKというポジションは大切だと思っています」
――GKの立場として守備面はどうか?
「クロスに対しての立ち位置は去年よりも明確になってきていると思います。その擦り合わせ、カウンターを受けても誰がどこに帰るのか、どこから埋めていくかという確認はできていますが、もっともっと追求していきたいと思います」
――J1リーグ開幕に向けて、あと3週間、どのように準備を進めていきたいか?
「このサッカーをどんどん成熟させていくこと。トレーニングから100パーセントを出し続けなければ良いところも悪いところも出ないと思っています。やろうとしていることが完璧にはできていないのが現状ですが、それも目指すサッカーの過程だと思っています。
大事なのはトライし続けることです。それを忘れずにみんなでやっていきたいと思います」
――西川選手の体づくり、コンディション面は?
「例年は雨が降ったり寒いこともあったりしますが、今年は天候に恵まれて暖かいなかでトレーニングキャンプを行えました。非常にいいトレーニングキャンプが送れて、顔も日焼けしました(笑)」
――応援してくれているファン・サポーターへ。
「終わりがない作業になると思いますし、相手がどう出てくるかも一つのポイントです。自分たちのスタイルを確立していくためにはチャレンジなしではやっていけないですし、しっかりボールをつなぎながら相手が嫌がることをしていくための精度を高めていきたいと思います。
試合が始まれば良い緊張感、刺激が体にも入ってきて、さらにレベルアップできると思います。開幕が待ち遠しいですし、皆さんにも楽しみにしていてほしいです。
勝つ姿を見せていければ、皆さんの元気にも笑顔にもつながり、僕たちはそれを与えられる立場であることを幸せに思いながら、今シーズンもしっかりプレーしたいです」
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[文:サカノワ編集グループ]