【浦和】リカルド監督が青森山田出身の藤原優大、武田英寿への期待を語る
浦和の武田英寿(左)と藤原優大(右)。(C)URAWA REDS
ルーキー藤原の「『高さ』はチームの武器になる」。
J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が2月5日、オンラインによる取材に応じて、沖縄キャンプとトレーニングマッチ3試合を行っての手応えを語った。
その中で、青森山田高校から加入した新人の藤原優大について、次のようにこれまでの評価を語った。
「彼は空中戦の強さが際立っています。それから球際でも力強さを発揮している印象を受けます。セットプレー時には攻撃でも武器になり得ます。そういったところをまず練習で出して、慣れていってほしいです。(高校との兼ね合いで)まだたくさんは見ることができずにいますが、そういった特長を伸ばしてもらいたい。若手選手であっても力を持っています。もちろん他の選手と同様に、改善するべきところもありますが、少しずつ伸ばしていきながら、彼の高さをチームに還元していければと思います」
サイド(サイドバック、ウイングバック)での起用の可能性についても質問したが、現時点では、まずその「高さ」を生かしたいという。となると、やはりセンターでの起用が考えられているようだ。
一方、同じく青森山田高校出身で2年目、そして練習試合では3試合5ゴールを決めている武田について、次のように評価した。
「フィニッシュがとてもいいです。たくさんのチャンスがある中での5ゴールではなくて、決定率がとても高く、それはチームの武器になると思います。フォワードだけではなく、チーム全体でゴールは決めていく必要があります。彼が中盤の選手として、いろいろなポジションで違いを作れているのは、チームにとって、とても大きいです」
複数のポジションで結果を残している。指揮官はそういった武田の対応力の高さにも目を細めていた。
沖縄キャンプはあと2日、それから浦和に戻り、開幕に向けて準備を進める。リカルド・ロドリゲス監督はさらにディテールにこだわっていきたいと語った。
「グループの団結があり、みんなが前向きに取り組めているのはいいところです。ディフェンスのところで言うと、しっかり全体として対応できてきています。一方、ボールを握るところにもチャレンジしていますが、さらに磨いていけると感じています。(4日のサガン鳥栖との練習試合は)満足にできなかったところもありますが、全体で見れば、順調に進んでいると思います。チームの理解力や取り組みには満足していますので、積み重ねや引き出しを増やし、そこからさらに成長しながら、これからの壁を乗り越えていきたいです」
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[取材・文:塚越始]