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「南野は相手に大きな問題を引き起こした」元リバプールMFが賞賛、一方、異なる評価のセインツ指揮官

サウサンプトンでプレーする南野拓実。 (Photo by Mike Hewitt/Getty Images)

サウサンプトンのハーゼンヒュットル監督「インパクトを残せなかった」とブライトン戦の交代理由を語る。

 かつてイングランド・プレミアリーグのリバプールFCなどで活躍した元イングランド代表MFダニー・マーフィー氏がこのたび『マッチ・オブザ・デイ』に出演。1-2で敗れた3月14日のプレミアリーグのブライトン・ホーブ&アルビオンFC戦で先発出場し、65分に交代したサウサンプトンFCの日本代表MF南野拓実について、「相手に大きな問題を引き起こしていた」とパフォーマンスを評価した。

 セインツの19番は4-2-2-2の左サイドハーフでリーグ戦2試合連続で先発出場した。しかしラルフ・ハーゼンヒュットル監督は試合後の記者会見で南野のパフォーマンスについて、「この試合では大きなインパクトを残せていなかったので、南野からフレッシュな選手に代えました」と説明していた。また、サウサンプトンの地元紙である『ハンプシャー・ライブ』も、南野について「消えている場面が多かったように見えた」と指摘していた。

 しかし、44歳の元イングランド代表MFはむしろ南野のプレーは効果があったと解説する。

「南野は相手に大きな問題を引き起こしていました。彼はとても賢く、相手にとって嫌なスペースに左サイドから侵入していて、そのポジショニングがとても良かったです。リバプールでは前線の選手のレベルが高く、なかなか試合に出られませんでしたが、サウサンプトンではフットボールを楽しんでいるように見えます」

 マーフィー氏はそのように南野の賢さがサウサンプトンにプラスをもたらし、何より彼が新天地でのプレーを楽しんでいると頷いていた。

 リバプールからレンタル中の南野はサウサンプトンでリーグ6試合に出場して2得点を記録。リバプールと合わせるとリーグ戦今季15試合・3得点。3月20日(日本時間20日21:30開始)に行われるFA杯準々決勝、AFCボーンマス戦には大会の規定により出場できず、日本代表での活動を挟み、リーグ再開に備える。シーズンは最終盤に突入、南野が直近12試合で1勝と苦しむチームを救いたい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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