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日本代表の久保建英、W杯前最後のリーグ戦で先発起用へ「タケは望んでいる」。10日深夜ソシエダ対セビージャ戦!

久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ダビド・シルバとともに起用か。あと3ポイント積み上げて、中断期へ――その1勝にまず集中。

[スペイン1部 14節] セビージャ – R・ソシエダ /2022年11月9日19:00 (日本時間10日3:00)/ラモン・サンチェス・ピスフアン

 スペイン1部レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が11月8日、翌日のセビージャFC戦に向けて記者会見を行い、左肩関節脱臼で戦列を離れていた日本代表MF久保建英の先発起用を示唆した。

 久保は10月27日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)オモニア・ニコシア戦の前半途中に相手に腕を絡められて転倒し、ハーフタイムで交代に。クラブから左肩関節脱臼と発表された。その後は欠場が続していたが、6日のバレンシアCF戦(△1-1)でベンチ入りを果たした。

 チームはカタール・ワールドカップ(W杯)の中断期間まで、あと公式戦2試合を残す。ラ・リーガはこのセビージャ戦が中断前最後に。そして13日にはコパ・デル・レイの1回戦が組まれている。

『コミュニケイト・コム』によると、アルグアシル監督は記者会見で、同じくバレンシア戦で負傷から復帰してベンチ入りした元スペイン代表MFダビド・シルバとともに、二人のセビージャ戦での起用について、次のように答えている。

「タケ(久保)とダビドはすでに数日トレーニングを積み、かなり良くなっています。試合前の練習に入ったというのは試合に出られるからであり、また違った試合展開であれば、出場するチャンスは十分ありました。話もしています。(タケとワールドカップについて)タケは明確です。ラ・レアルでこの試合を戦い、勝点26を積み上げたうえで、ワールドカップでプレーすることを望んでいます」

 現在レアル・ソシエダは勝点23で6位。リーグ戦は2試合勝利なし(1分1敗)。

 5位のCAオサスナとはポイントで並んでいる。また、3位アトレチコ・マドリード、4位レアル・ベティスは勝点1差。確かに、ここで勝利を収めれば、上位陣にしっかり食らいついて、気持ちよく長い中断期間を迎えられる。

「前日に落とした分も、ベティス戦で負けた分も、全てが重要でした。(セビージャ戦で勝てれば)勝点26を獲得し、(ヨーロッパリーグでは)グループステージ首位で終え、中断明けに良いスタートを切れるという安心感を持てると思います」

「全てが紙一重の世界です。私たちはすでに素晴らしいスタートを切っています。明日勝てば、チームに10点を与えていいぐらい十分です。もちろん勝点を落としたことに対する私自身への怒りは、誰も取り除いてはくれないでしょうけれど」

 対戦するセビージャは過去3シーズン連続4位でフィニッシュしながら、現在17位に沈んでいる。ただ、ホルヘ・サンパオリ監督が復帰し、やがて復活してくると警戒する。

 また、左ヒザ前十字靭帯断裂からの復活を目指すミケル・オヤルサバルの状態について、アルグアシル監督は「このまま順調に行けば、再開後にもピッチに立つ姿を見せられると思います」と明るい見通しを示した。

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