【U-24日本代表】4バック採用か。田中碧はU-23アジア選手権の出場停止が次戦適用に
U-24日本代表の田中碧はアルゼンチン戦の第1戦が出場停止に。北九州での第2戦に集中する。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
明日26日、南米王者アルゼンチン代表と対戦。横内監督「選手が一番力を発揮できるように」。
[SAISON CARD CUP] U-24日本代表 – U-24アルゼンチン代表 /2021年3月26日19:00/東京スタジアム
U-24日本代表が3月26日、東京スタジアム(味の素スタジアム)でU-24アルゼンチン代表と対戦する。中2日で29日には北九州スタジアム(ミクニワールドスタジアム北九州)で第2戦を行う。
日本代表の森保一監督がこのチームの指揮も兼任。今回は横内昭展コーチが監督を務める。
また、JFAは2020年1月にタイで開催されたタイU-23選手権のグループステージ最終節U-23カタール代表戦(△1-1)でレッドカードを受けて退場した田中碧について、その出場停止処分が今回適用され、26日の試合は出場停止になることが発表された。29日の試合は出場可能となる。
横内監督は試合前日のオンラインによる記者会見で、次のように抱負を語った。
「本当に久しぶりの親善試合。東京オリンピックに向けて貴重な試合を戦うことになります。やるべきことを共有し、まずこのアルゼンチン戦、選手が持っている力を全部吐き出してほしいと思います。そこで初めて色んなことが見えてくるかなと思います」
このチームは2019年11月のU-22コロンビア代表戦で0-2の完敗を喫している。欧州でプレーする中心選手を加えての親善試合は、それ以来になる。ただ、その間に「各クラブでしっかりポジションをとった選手がほとんど」であり、横内監督は「コロンビア戦の時よりも個々がかなり成長していると思うので、その成長をチームにどう生かすのか。あの痛い敗戦を少し思い出しながら、どこが問題だったかをチームで共有して臨みたいです」と、当時からの進化に期待を寄せた。
また、システムは3バックか、あるいは4バックか? システムにも質問が集中した。
「ずっとこのチームは3バックで長くやってきて、昨年12月のキャンプでは4バックも少し取り組みました。今回は現時点ではどちらも考えています。選手を見て、一番力を発揮できるのはどちらかを考えて決めたいです」
「スリーやフォーといった形よりも、選手がどう生きるか。活動が少なかったなか、できるだけ今出ているクラブで光っている選手を選んできています。その特長を出せる形ではやりたいと思っています」
そのように、選手の活躍ぶりから見ると、4バックでのスタートを何となく示唆していた。また、欧州組の選手が全体練習に合流したのが24日から。今回の2試合の中で、彼らを含めどのような戦いを見せるのか。東京オリンピックまであと4か月、金メダル獲得に向けた試金石の2試合となる。
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[文:サカノワ編集グループ]