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エバートンが冨安健洋の獲得へ調査開始。移籍金は26億円、争奪戦も!

冨安健洋。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ニューカッスル、ウェストハムも昨年から関心。さらにドイツからも――。

 イタリアメディア『ガゼッタ・デロ・スポルト』はこのほど、イングランド・プレミアリーグのエバートンFCがイタリア・セリエAボローニャFCの冨安健洋を新シーズンの新戦力候補として「フォローした」と報じた。ボローニャは一時期1500万(19億5000万円)だった移籍金をさらに引き上げ、2000万ユーロ(約26億円)に設定。これまで冨安を貴重な戦力であるとともに育てることに投資してきたが、満額の条件であれば交渉に応じるスタンスを示している。その条件で正式オファーは果たして来るのか。何より冨安はどのような未来図を思い描いているのか。

 22歳の日本代表DFは今季これまでセリエAで26試合・2得点を記録。昨季までは右サイドバックを主戦場としてきたが、センターバックにトライ。開幕から11試合は中央でプレーしてきたが、その後はサイドバックとの併用に。最近は再び右SBでの出場が続いている。

 そんな実績を積み上げる若き守備のスペシャリストに対し、昨年9月にはプレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッド、ウェストハム・ユナイテッドFCが獲得に向けて関心を示した。さらに同じセリエAのACミランも常にチェックし、一度は条件交渉の段階で拒否されたとも報じられてきた。そしてここに来て、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエル・レバークーゼンも調査に乗り出してきたそうだ。

 同メディアによると、そうしたなか選手の育成強化に定評があり、現在イタリア人のカルロ・アンチェロッティ監督が指揮するエバートンは、22歳の冨安に目をつけたという。2024年6月まで複数年契約を結ぶディフェンダーだが、この夏の選択として「プレミアリーグとブンデスリーガは除外されていない」と、ボローニャが交渉の窓口を開いていると伝える。

 冨安は日本代表の3月シリーズのあと、セリエAの復帰戦となったインテル・ミラノ戦(●0-1)で負傷交代に。今週末現地4月11日のASローマ戦の出場は“微妙”だが、間に合う可能性もあるそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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