バルセロナB安部裕葵、127日ぶり復活!ビジャレアルBに勝利
バルセロナBの安部裕葵。(C)FC_BARCELONA (C)FCB
昨年12月以来、82分から左サイドで途中出場。
[セグンダB 第2ファーゼ] バルセロナB 3-2 ビジャレアルB /2021年4月19日/エスタディ・ヨハン・クライフ
セグンダB(実質スペイン3部)の昇格プレーオフ・グループB第2ファーゼ、2位FCバルセロナBがビジャレアルCF・Bに3-2で勝利を収めた。バルサBに所属する安部裕葵は4試合連続でベンチ入りして82分から左サイドのアタッカーとして出場。昨年12月13日のRCDエスパニョールB戦以来127日ぶりに公式戦のピッチに立った。
試合は15分、19歳のアメリカ代表の高速アタッカー、コンラッド・デ・ラ・フエンテが決めて、バルサBが先制に成功する。後半に入ったあとの56分、10番をつけるアレックス・コジャドの目の覚めるような鮮烈の直接フリーキックが決まって2-0とリードを広げる。
1分後に1失点を喫してしまったが、67分、24歳のアルバニア代表FWレイ・マナイが決めて3-1に。
それでも72分に再び決められ1点差に。逃げ切りを図りたいホームチームは、82分、安部ら2枚替えを敢行。そして自陣をしっかり固めながら、カウンターを狙う刃を突き付けて、3-2で試合終了。昇格に向けて大きな1勝を手に入れた。
安部は1999年1月28日生まれ、東京都出身の22歳。広島県の瀬戸内高校を卒業後、2017年に鹿島アントラーズへ加入。10番も背負い、日本代表デビューも果たした2019年途中、バルセロナと4年契約を結んで、Bチームに加わる。1年目はセグンダBで20試合・4ゴールを記録、プレシーズンマッチでバルサトップチームデビューも果たした。
2020年2月に右大腿二頭筋を損傷して手術を実施。その後戦列に復帰したものの、前述のエスパニョールB戦でわずか出場3分で再びハムストリングスを傷め、再びリハビリに務めていた。今季これで公式戦4試合目の出場。
東京オリンピック世代であり、このあとの復活によっては、U-24日本代表への滑り込みもあり得る。
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[文:サカノワ編集グループ]