本田圭佑に厳しい声「これはホンダではない」。アゼルバイジャンメディア落胆気味
ネフチ・バクーの本田圭佑。(C)Neftchi PFK
代表チームFWがコメント、「サッカーへの関心を高めることは期待できるが…」。
日本代表としてワールドカップ(W杯)で3大会連続ゴールを決めているMF本田圭佑がこのほど、ネフチ・バクーでアゼルバイジャン1部リーグデビューを果たした。しかし、これまで途中出場と先発で2試合に出場しているものの、効果的なプレーを見せられずにいる。3月時点では首位に立っていたものの、インターナショナルマッチデー明け、本田がデビューしたあと最大のライバルであるカラバフFKに抜かれ、3ポイント差をつけられている。
直近4月11日のカバラFK戦は3-4-2-1のシャドーのポジションでフル出場。リーグ5位の相手に何度か攻撃の起点になったものの、勝利につなげる効果的な仕事はできなかった。本田加入後はこれで1分1敗。
地元メディア『アゼリスポーツ』は、ネフチでもプレー経験のあるアゼルバイジャン代表FWラウフ・アリエフのコメントを掲載。アリエフは2019年からサバイルFKでプレーした元ガーナ代表マイケル・エッシェンと本田を例に出して、次のように語っている。
「彼らがこのアゼルバイジャンでプレーしているという宣言効果はあります。国内でのサッカーへの関心を高める効果も期待できます。しかし、それだけの費用を他に活用できれば、選手たちはもっと成長できるのではないでしょうか。私はしっかりとはまだホンダのプレーを見ていません。しかし、もうこれは私たちの知るホンダではありません。年を取りました」
そのように世界的には名前の知られる“元スター”がアゼルバイジャンに来ることは歓迎しつつも、彼らにかつてのようなパフォーマンスの復活を求めるのは無理があるというのだ。
34歳のレフティはブラジルのボタフォゴFRでは比較的チャンスを得られたものの、ここ最近、コンスタントにシーズンを戦えていない。加えて、クラブから期待されたようなパフォーマンスを見せられずにいる。
今シーズン末までの短期契約。ここから調子を上げ、周囲を改めてアッと驚かせるインパクトを残すことができるか――。
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[文:サカノワ編集グループ]