【移籍情報】原口元気がウニオン・ベルリンと「交渉中」。遠藤渓太と同僚に!?ドイツ紙が報じる
ハノーファーの原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
古巣の「ヘルタ」ではなく。今季でハノーファーと契約満了。
ドイツ・ブンデスリーガ2部ハノーファー96に所属する日本代表MF原口元気が、遠藤渓太の所属するウニオン・ベルリンに移籍する可能性が浮上した。ドイツ紙『ビルド』電子版が5月5日、「ハラグチがベルリンに戻る?」と題した記事を掲載し、原口サイドが「ウニオンと交渉している」と報じたのだ。
原口は今シーズンでハノーファーとの3年契約が満了を迎える。チームが1部に昇格した場合は契約延長する意向だったとされるが、現在13位でその可能性が潰えている。背番号「10」をつけて戦ってきた29歳の日本人アタッカーは、今季これまで2部リーグ30試合・9得点・7アシストを記録。主戦場である左ウイングに加え、最近はセンターハーフとしてもコンスタントにゴールを決めていて、来季はトップリーグでのプレーを希望していると言われてきた。
複数のクラブが原口に興味を示している。そうしたなか、今回の記事では、「ハラグチは2部リーグの中でもトッププレーヤーであり、ハノーファーと異なり彼自身がブンデスリーガ(1部)に戻る可能性がある」としたうえで、同メディアの独自情報として「ウニオン・ベルリンがハラグチと交渉している」と伝えた。
ウニオンはすでに来季に向けて、FCアウクスブルクを退団するセンターフォワードのラニ・ケディラの獲得を発表。一方、ウニオンのトップ下を務めるロバート・アンドリッヒにはイングランド・プレミアリーグ行きの噂があり、35歳の元ドイツ代表MFクリスティアン・ゲントナーの処遇も決まっていない。
そこで原口がリストアップされたということだ。果たして、原口と来季横浜F・マリノスからの完全移籍が正式に決まった遠藤がチームメイトとして戦う日が来るのだろうか。
ちなみに原口は2014年から2018年1月まで、ドイツの首都をホームタウンとするもう一つのクラブであるヘルタ・ベルリンでプレーしている。そのヘルタには、鎌田大地と長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトの強化責任者だったフレディ・ボビッチ氏が、来季“移籍”することが決定。他メディアでは、以前から原口を高く評価しているボビッチ氏が原口獲得に動くのではないか? とも報じていた。
注目記事:原口元気がヘルタ・ベルリン復帰?ボビッチ氏“移籍”で
[文:サカノワ編集グループ]