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【日本代表】GKオチョアの壁に屈す。鈴木武蔵「FWとしての責任を感じる」。メキシコに後半圧倒され0-2で敗れる

鈴木武蔵。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

倒れ込むのは見えて、ファーを狙ったが――。

[国際親善試合] 日本代表 0–2 メキシコ代表/2020年11月17日(日本時間18日5:00)/グラーツ・リーベナウ・シュターディオン(オーストリア)

 日本代表(SAMURAI BLUE)が今年最後の公式戦となる国際親善試合、強豪のメキシコ代表に0-2で敗れた。新型コロナウイルスの影響により活動休止が続いたなか、約1年ぶりに再開された10月からの4試合は2勝1分1敗に終わった。2020年、流れの中からゴールを奪うことができなかった。FIFAランキングは日本が27位、メキシコが11位。

 日本は4-2-3-1の布陣でスタート。南野拓実や長友佑都がベンチに回り、トップ下に鎌田大地、左サイドバックに中山雄太が起用された。ボランチは柴崎岳と遠藤航のセットに。

 立ち上がり流れに乗った日本は、鎌田大地がドリブル突破からペナルティエリア内に切れ込んでマイナスのパスを放ったが、惜しくも鈴木武蔵と一歩合わず。さらにそのあと、原口元気の強烈ミドル、鈴木が迎えた1対1と襲い掛かる。しかし、いずれもメキシコの守護神ギジェルモ・オチョアが立ちはだかり、ギリギリのところで止められてしまう。

 すると、ウィーンから移動してきた臨んだメキシコも、次第にリズムを掴み出す。そして主力選手が投入されていった後半に入ると、徐々に日本は押し込まれてしまう。

 森保一監督は橋本拳人、南野を投入したものの、前線でプレッシャーを与えていた鈴木がいなくなり、むしろさらに劣勢を強いられる。

 すると63分にラウル・ヒメネス、68分にイルビング・ロサノと立て続けにゴールを決められてしまう。さらに久保建英、三好康児らを投入したものの、結局、日本はなかなかチャンスを作れず、0-2で敗れた。

 15分のオチョアとの1対1のビッグチャンスを逃した鈴木は、試合後、次のように語った。

「前半の2本のチャンスを逃してしまうと、こうした強い相手には勝てない。FWとしての責任を感じています。(GKオチョアが)倒れるのが見えてファーを狙ったが、残り足をうまく残された。もう少し浮かせて打つのがベストでした」

 そのようにメキシコの守護神との駆け引きを振り返り、ゴールへの意欲を一段と強めていた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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