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【鹿島】鳥栖戦へ相馬監督が抱負。「出入りの激しいゲーム」、1本のパス、一つの球際…「肝はワンプレー、ワンプレー」

鹿島の相馬直樹監督。(C)KASHIMA ANTLERS

上田綺世対林大地のU-24日本代表エースストライカー候補の対決など、注目の上位決戦に!

[J1 15節] 鳥栖 – 鹿島 /2021年5月22日14:00/駅前不動産スタジアム

 鹿島アントラーズの相馬直樹監督が5月21日、オンラインによる記者会見に応じて、翌日のアウェーでのJ1リーグ15節サガン鳥栖戦に向けて抱負を語った。「出入りの激しいゲームになる」と展開を予想する注目の上位対決。1本のパス、一つの球際など「ワンプレー、ワンプレーが肝になる。そこで自分たちに持ってこれれば」と、目の前の一つひとつの“デュエル”に勝つことを勝点3獲得へのポイントに挙げた。

 ザーゴ前監督から相馬監督への指揮官交代を経て、チームは10試合負けなし。低迷していた時期を一気に乗り越えた印象を受けるが、「振り返りはいらない、と思っています。あっというまに次の試合を迎え、今日もまたこのあと移動します。(上は見ていない?)毎試合、勝点3を掴むことだけを考えています」と、次の試合に勝つこと――そこだけに一意専心していると強調した。

 今週末は6位の鹿島と3位の鳥栖の激突に。相馬監督は「攻守ともにハードワークを大事にしているチーム。そこは私たちも大事にしているところであり、一つのパス、一つのコントロール、一つのボール奪取、一つの判断……。出入りの激しいゲームになることが予想されるからこそ、一つひとつのプレーが肝になってくると思います」と、試合のポイントを挙げた。

 ルヴァンカップのグループステージでは、鹿島がホームで3-0の勝利を収め、アウェーでは2-2で引き分けている。リーグ戦では両チームともにメンバーが大幅に変わるが、「チームの中にあるフィロソフィは変わらず、ボールの動かし方、プレッシャーのかけ方、体験したものに近いものはあると思います」と参照にしつつ、「相手もこちらも、選手ごと、組み合わせでグループとしてのまとまりは変わってきます。チームとしての方向性を持っているところに、プラスアルファが加わってくると思っています」と警戒していた。

 相馬監督と金明輝監督の駆け引き、昨日発表されたU-24日本代表に名を連ねた上田綺世対林大地のエースストライカー候補対決など、見どころの多い楽しみな一戦だ。

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[文:塚越始]

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