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内田篤人のシャルケアンバサダー就任、クラブ首脳が語る“起用”理由。「日本のファンから愛されるキッカケに」

シャルケでの内田篤人。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

1年での1部復帰への切り札の1枚に!

 ドイツ・ブンデスリーガのシャルケ04は5月21日、2017年8月まで7シーズンに渡って在籍した元日本代表DF内田篤人が「オフィシャルクラブアンバサダー」に就任したと発表した。

  シャルケのマーケティング責任者のアレクサンダー・ヨブスト氏は公式サイトで、今回の内田“起用”について、次のように期待を寄せている。

「アツトをシャルケのアンバサダーに迎え入れられて、とても嬉しく思っています。現役時代のアツトは誰からもリスペクトと人気を集めていました。彼が日本にシャルケの周知を広め、より多くの日本のファンが私たちのクラブを好きになるキッカケとなれば幸いです」

 そのようにシャルケの知名度、そしてブランドを高める役割を担うことになりそうだ。また、このドイツ名門クラブは来シーズン、30年ぶりの2部降格がすでに決定している。1年での1部復帰が“ノルマ”となる。内田のアンバサダー抜擢は、勝利を追求しながらクラブの価値を高めていくための切り札の1枚とも言えそうだ。

 内田は2010年夏に鹿島アントラーズからシャルケに加入。当初は骨折などにも苦しんだが、次第に鬼軍曹として知られるフェリックス・マガトの信頼を得ていき不動の右サイドバックに定着。7シーズンで公式戦通算153試合、ブンデスリーガ1部104試合に出場、2010-11シーズンにはDFBカップ優勝を成し遂げ、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)ではベスト4進出を果たした。2017年8月に当時2部のウニオン・ベルリンに移籍し、翌年1月、鹿島へ復帰した。

 内田は次のようにコメントしている。

「クラブアンバサダーとして再びシャルケ04の一員になれたことをとても嬉しく思います。FCシャルケはいつでも家族のようだと言われますが、まさにそんな感じですね。この新しい役割のなかで、私は再びこのクラブのために全てを捧げ、かつての選手時代のように、できる限りのサポートをしていきたいと思います」

 日本のドイツの新たな架け橋に――。内田の一声で、Jリーグからの選手獲得もあるか!? 

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[文:サカノワ編集グループ]

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