横浜FMポステコグルー監督、セルティック就任へ決定間近か!沸き立つ英国の情報を整理すると…
横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
確実な情報を提供しているのは一人。主要メディアが伝える根拠は――。
J1リーグ横浜F・マリノスを率いるオーストラリア人のアンジェ・ポステコグルー監督が、スコットランド1部セルティックFCの監督に就任か――。このニュースが『テレグラフ』に寄稿する記者によって発せられると、イギリスでも一斉に広まり話題を集めている。同メディアの記者は29日にも正式発表されるとSNSで伝えている。とはいえ30日に横浜FMはホームでの清水エスパルス戦を控えている。果たして行方は――。同国の報道から状況を整理したい。
情報の発端は『テレグラフ』で記事を執筆するジョン・パーシー氏。29日にSNSにて「セルティックはアンジェ・ポステコグルーとの協議を終えて、今夜彼を監督として任命する予定です」と発した。
元日本代表の中村俊輔が活躍したことで知られるセルティックは、2019-20シーズンまで、リーグ9連覇、4年連続国内3冠を達成してきた。しかしついに2020-21シーズン、ライバルであるレンジャーズFCに大きな差を付けられてリーグ2位で終了。ニール・レノン監督は辞任を発表していた。
クラブはAFCボーンマスを率いてきたエディ・ハウ氏と交渉してきたが、ハウ氏が複数のコーチングスタッフを連れてくることを要望して決裂に。そこで改めて人選を進めていたなか、複数の候補の中からポステコグルー監督に白羽の矢が立ったと見られる。
『ガーディアン』、『フォックス・スポーツ』などイギリスの主要メディアも、ポステコグルー監督のセルティック就任の可能性が高まっていると報じている。しかし、根拠としている情報はベッティング会社の賭けの倍率。「セルティック監督の後任候補」のベット対象で、ポステコグルー氏が「1位=本命」に立ったというのだ。
つまりは世間も上記の情報の信ぴょう性が“高い”と捉えられているようだ。
ポステコグルー氏は1965年8月27日生まれ、ギリシャ出身で、オーストラリア国籍を持つ55歳。オーストラリアAリーグのメルボルン・ビクトリー、オーストラリア代表などの監督を経て、2018シーズンから横浜FMを率いてきた。2019シーズンには15年ぶりとなるリーグ制覇を達成。今季リーグ戦は開幕での出遅れを挽回し、9勝4分2敗(30得点・14失点)の勝点31で4位につけていた。また、ルヴァンカップでは圧倒的な成績でグループステージを1位で通過、プレーオフステージ進出を果たしている。
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[文:サカノワ編集グループ]