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久保建英のレアル・マドリード復帰にも影響。アーセナルがウーデゴールとセバージョス退団発表、さらに…

レアル・マドリードでの久保建英。 (Photo by Adam Pretty/Bongarts/Getty Images)

アンチェロッティ監督就任で「若手戦略」はどうなる?

 スペイン1部レアル・マドリードがジネディーヌ・ジダン前監督の退任、そしてカルロ・アンチェロッティ監督の復帰を発表した。するとさっそく選手の去就も具体的に動き始めた。

 まずイングランド・プレミアリーグのアーセナルFCは、レアルからレンタルでプレーしてきたマルティン・ウーデゴール、ダニ・セバージョスがいずれも契約満了で退団すると発表した。いずれも完全移籍に至らなかったということだ。

 アンチェロッティ監督は今季まで、プレミアリーグのエヴァートンFCで2年間指揮を執ってきた。彼ら二人に加えて、同じくトッテナム・ホットスパーFCのローン組であるガレス・ベイルらのパフォーマンスぶりをよく把握している一人である。彼ら3選手の名前を挙げて、「マドリードは彼らがいなくてもCL準決勝に進めるだけの力がある」と話していて、むしろウーデゴールらの復帰もあり得ることを示唆している。

 さらにはレアル・マドリードはウイングからサイドバックまでこなせる、右サイドのスペシャリストである29歳のルーカス・バスケスと2024年まで契約を更新したと発表した。今季終盤はヒザの靱帯損傷で戦列を離れていたが、そのユーティリティ性は高く評価されている。

 スペインの複数メディアは、非EU枠(3枠)の外国籍選手枠について、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが7月にもスペイン国籍を取得すると伝えているものの、「結局どうなるのか誰も分からないまま」(『アス』)という。その枠が空くかどうかは、レアルからヘタフェCFに期限付き移籍していた日本代表の久保建英の動向にも関わってくる。

 またフロレンティーノ・ペレス会長とジダン前監督が中心となって推し進めてきた世界の有望な若手タレントを獲得することで推し進めてきた“世代交代戦略”が、61歳のイタリア人指揮官の就任によって、どのように向かうのかも焦点となる。

 ウーデゴールらの動向、そしてクラブ戦略の行方は――!? レンタルで2年間武者修行を積み、5年契約の3年目を迎える久保は、2021-2022シーズン、果たしてどこでプレーするのか。ロスブランコスのユニフォームを着る日は来るのか!? 

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[文:サカノワ編集グループ]

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