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久保に続きレアルがブラジルの神童と「18歳誕生日」に契約!

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

フラメンゴからヘイニエルを獲得、違約金は約36億円。当面はカスティージャ所属に。

 スペインメディア『アス』は1月11日、スペイン1部のレアル・マドリードがブラジル1部(セリエA)に所属するCRフラメンゴの攻撃的MFヘイニエル(ヘイニエル・ジェズス・カルヴァーリョ / Reinier Jesus Carvalho)を、18歳の誕生日になる同19日に完全移籍で獲得することで合意したと報じた。

 移籍違約金は3000万ユーロ(約36億円)、6年半契約を結んだと伝えられる。一時は東京オリンピックの前に加入なると言われていたが、そこまで待つと違約金が倍に跳ね上がることから、今回の電撃加入に至ったという。当面はカスティージャに登録される。

 すでに185センチあり、2019年のU-17南米選手権ではキャプテンとして全4試合にスタメン出場。同チームでは通算10試合・6ゴールを決めている。

 まさに久保が18歳の誕生日にレアル・マドリードと契約したのと同じタイミングで、ブラジルの新たな神童が海を渡ることになった。ヘイニエルはすでにメディカルチェックを受けて「合格」したと報じられる。

 ヘイニエル加入は、レアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍中で、夏に復帰予定の久保建英の動向にも少なからずかかわってくるか。

 レアル・マドリードには、久保と同い年のブラジル代表ロドリゴ、そして昨季ブレイクした19歳のヴィニシウス・ジュニオール、さらにエデル・ミリトンと、3人のブラジル人選手が「3枠」まで認められるEU外の外国籍選手枠でプレーしている。

 さらにはアタッカー陣では、久保のみならず、レアル・ソシエダに所属する21歳のノルウェー代表マルティン・ウーデゴールら「レンタル組」もいる。

 そこに新たにヘイニエルが加わることで、再びポジション争いのみならず、EU外の選手枠を巡る争いも起こる。

 よりゴールに直結するプレーをするアタッカーで、久保とはタイプが異なる。そんなヘイニエル、ロドリゴらと強力な「白い巨人」の前線を築くことが一番の理想ではある。とはいえ、今後のそれぞれの活躍ぶりによっては、久保の夏の動向にもかかわってくる可能性もある。さらには現在のレアル・マドリードの主力選手もいる。いずれにせよ、あの白いユニフォームを着るためには、そんな想像もつかない世界屈指の熾烈なチーム内の競争が待ち受けている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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