久保建英のリバプール移籍報道で衝撃「具体的は話は一切ない」。ロマーノ氏主宰の情報サイト
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「まだ両者の間に何か期待すべきものもない」、情報を掴めずにいるだけ!?
スペイン1部レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表MF久保建英(Takefusa KUBO)のイングランド・プレミアリーグのリバプールFCへの移籍報道を受けて、移籍専門ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)が主宰する情報サイト『コート・オフサイド』は7月23日、現地発の情報として「具体的な話は一切ない」と、一部で「合意間近」と言われるものの、あくまで噂の領域ではないかと報じた。
2023-24シーズンにカラバオカップを制したリバプールだが、ドイツ人ユルゲン・クロップ前監督が電撃退任を表明。そのスタイルの親和性から、上田綺世も所属したフェイエノールト・ロッテルダムを率いてきたオランダ人アルネ・スロット監督が就任した。
新生レッズはこれまで新指揮官の方針を尊重し、EUROやコパ・アメリカの開催もあり、主力クラスの獲得を行ってこなかった。スロット監督はアメリカツアーでの3試合を受けて、補強の必要性などを検討したいということだ。
そうしたなかでの日本発の久保リバプール移籍の噂――。一部で「合意間近」とまで言われる。ただし久保に関しては、レアル・マドリードも50パーセントの経済的な権利を保有しているため、移籍オペレーションはやや複雑と言われる。
すると『コート・オフサイド』は日本時間7月23日、『Relevo』の移籍情報を専門とする記者マッテオ・モレット氏(@MatteMoretto)の話として、久保のリバプール移籍が近づいているという噂について「事実ではないのではないか」と伝えている。
「リバプールは1月に久保獲得に動いていたが、この古い話が再び掘り起こされただけではないか」として、いずれにせよリバプールとレアル・ソシエダの話し合いが「差し迫っているという具体的な情報はなく、まだ両者の間に何か期待すべきものもない」と静観している。
もちろん、エースである32歳のエジプト代表モハメド・サラーがリバプールとの契約を1年残すのみとなっていて、後継者探しはクラブのテーマとなっている。「将来的にサラーの後釜を探すことになり、それが久保につながるかもしれない」と、補強の選択肢としての可能性は否定していない。
久保は昨冬レアル・ソシエダと2029年6月まで契約を更新している。ただし、契約解除金の設定額(6000万ユーロ[約101億6000万円]と言われる)など、移籍条項は変更されていないと見られる。
次第に世界中から注目を集める「リバプール久保誕生」の噂だが、単純にスペイン、イングランドで、まだこの動きを掴み切れていない場合もある。ただ、両国ではまだ、ホットな話題には至らずにいる。
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久保はレアル・ソシエダの一員として、5月に続いて”来日”。7月25日に大阪のパナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪とプレシーズンマッチを行う。