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「真っ赤な嘘だ!」堂安との会合報道にホッフェンハイム監督が驚く。しかし補強自体には…

堂安律。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

否定せず。可能性は決してゼロではないようだ。

 日本代表と東京オリンピック日本代表に選ばれてきたオランダ1部リーグPSVアイントホーフェンが保有権を持つMF堂安律だが、ドイツ1部リーグへの移籍を目指して、複数クラブと協議中であると言われる。そうしたなか『スカイ』は、TSG1899ホッフェンハイムが獲得に向けて協議をスタートさせ、セバスティアン・ヘーネス監督と堂安による会合が行われたと報じた。しかしヘーネス監督は「真っ赤な嘘だ」と、この話を否定したそうだ。ただし、堂安補強自体については、決して否定したわけではなかったという。

 PSVに保有権のある堂安だが、昨季アルミニア・ビーレフェルトに期限付き移籍。34試合・5得点と中心選手になって活躍し、チームの1部残留に大きく貢献した。しかしビーレフェルトは完全移籍のための500万ユーロ(約6億5000万円)の違約金(移籍金)をPSVに支払えないとして、買い取りオプションを行使せず。そのため、東京オリンピック期間を挟み、堂安の保有権は一旦、PSVに戻っていた。

 そうしたなか『スカイ』は8月19日に独自情報として、堂安がホッフェンハイムのヘーネス監督と話し合い、「両者はとても波長が合い、この移籍を実現したいと考えているようだ」と報じたのだ。

 しかし、ホッフェンハイムの地元『ライン・ネッカー』紙は8月23日、この件について、ヘーネス監督を直撃。それまで落ち着いて対応していた指揮官だが、その噂には黙っていなかったという。直接会ったという報道については、「それは真っ赤な嘘だ!」と完全否定したそうだ。

 では、この23歳のレフティの獲得もないのか? そういった関心について問われると、「それ以上はコメントしません」と煙に巻いた。

 何かしら交渉は進められているのか? 単なる噂に過ぎないのか? そこはまだちょっと分からない。

 原口元気と遠藤渓太の所属するウニオン・ベルリンとは1対1で引き分けたものの、ホッフェンハイムは開幕から1勝1分とまずまずのスタートを切っている。他にも1.FSVマインツ05(かなり以前から)、アイントラハト・フランクフルト、Vflヴォルフスブルク、ハノーファー96が名乗りを挙げてきたとされる。

 欧州主要リーグの移籍期限は8月31日まで。欧州カップ戦常連となってきた実力派のホッフェンハイムが、果たして東京オリンピック日本代表「10番」の獲得に動くのか!?

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[文:サカノワ編集グループ]

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