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本田圭佑が激白、星稜高時代「速攻、上下関係なくした」。年功序列は日本の悪しき風習?

本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ユーチューブライブで、「分かる、言いたいことは」と頷き。

 サッカー日本代表としてワールドカップ(W杯)3大会連続ゴールを決めている本田圭佑(現・カンボジア代表ゼネラルマネジャー)が7月15日夜、ユーチューブライブを実施し、約50分間にわたり、視聴者の質問に一つひとつ自身の言葉で答えていった。

 そのなかで「日本のブラック企業などについて。極度な上下関係が悪しき風習となっていて、大学までの部活動のせいではないかと思います」という意見について、本田は「それだけではないとは思うけれど」と言う一方で、年功序列の上下関係について「分かる、言いたいことは」と頷いて、こう続けた。

「星稜の時、速攻で上下関係なくしたから」

 続けてレフティは「なんか、これは誤解を生むな……。でも、あながち間違いではないかな」とも話した。

 星稜高時代、本田は全国高校サッカー選手権に3年連続で出場し、ベスト4進出も果たした。チーム内には、2学年上に田中俊也、麦田和志、1学年上に元日本代表で現・ツエーゲン金沢の豊田陽平、また同学年には現・鈴鹿ポイントゲッターズの橋本晃司がいた。

 そうしたタレントがいながら、ガンバ大阪ジュニアユース出身とはいえ、ユースに昇格できなかった一人の選手がいきなり“年功序列”をなくしていったというのだ。実際、先輩に必ず敬語を使うという環境は変えたという話は耳にする。

 もちろん現在とは、時代がまた少なからず異なる(クラブチームとのすみ分けで、高校のサッカー部はあくまでも教育の一環という色が改めて強まりつつもある)。当時の本田のみならず選手たちの目的が、日本一さらにその先にある世界へ――そこを明確に捉えていただけに、本田を中心に、そうした年齢による上下関係に捉われないという“うねり”を作り上げていったことが分かる。

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