【日本代表】ストイコビッチが日本語でダメ出し、吉田麻也「テクニック」を見せつけたかった!
ドラガン・ストイコビッチ氏。 (Photo by Koji Watanabe/Getty Images)
11日にセルビア代表とキリンチャレンジカップ。吉田は今回U-24代表に専念するため再会ならず。
[キリンチャレンジカップ] 日本 – セルビア/2021年6月11日19:25/ノエビアスタジアム神戸
サッカー日本代表は6月11日、兵庫県・ノエビアスタジアム神戸でセルビア代表と対戦する。ヨーロッパ勢との対戦は、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦のベルギー代表戦(●2-3)以来約3年ぶり。親善試合では、2016年6月のボスニアヘルツェゴビナ戦(●1-2)以来となる。
ワールドカップ予選に加えて、欧州各国のレベルアップを目的としたネーションズリーグの発足により、日程的な難しさから近年は日本と欧州勢の対戦がほぼ組めなくなっていた。今回はセルビアがEURO本戦出場を逃したことに加え、名古屋グランパスで選手・監督として活躍してきたドラガン・ストイコビッチ監督が新たに就任したことに伴い実現した。最新のFIFAランキングはセルビアが25位、日本が28位。セルビアは新戦力もテストするなか、日本にとっても現在地を知る良い機会となりそうだ。
セルビアは7日に兵庫県内でジャマイカ代表と対戦して、1-1で引き分けている。
そうしたなか、ストイコビッチ監督が、この試合を中継する『フジテレビ』のインタビューに応じ、その模様はSNSのツイッター(@cxfootball)にも配信された。そこでピクシーは日本での思い出を振り返るととともに、日本の警戒する選手として南野拓実を挙げた。そして「一人忘れられないファンタスティックな選手がいます」として、嬉しそうに「吉田麻也」の名前も語った。名古屋監督時代の2008年から2シーズン、名古屋ユースから昇格した吉田とともに戦っている“元戦友”だ。
するとストイコビッチ監督は吉田について、「素晴らしいキャプテンで、とても経験を積んでいて上手です」と評価したが――。そのあと日本語で「テクニック、ダメダメ。ジャンプ、ダケ」と、笑顔を見せつつなかかなか厳しいダメ出しをしたのだ。
すると吉田も反応。同じくツイッター(@MayaYoshida3)にて、「会いたかったです、ミスター!テクニックも昔より向上したと思う。笑」と投稿した。成長した姿を見せられず、少し残念そうだ。
今回、吉田はオーバーエイジで選出されたU-24日本代表に帯同しているため(12日にジャマイカ代表と対戦)、このセルビア戦には出場できない。再会はならなかったが、それぞれの舞台でベストを尽くすことになる。
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[文:サカノワ編集グループ]