【東京五輪】本田圭佑が久保建英を語る。大谷翔平と体格違う!「むちゃくちゃ努力家。見守って」
本田圭佑(左)、久保建英(右)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
『ABEMA PRIME』で「久保さんは――」。
アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーを退団した元日本代表MF本田圭佑が6月29日、「ABEMA PRIME」に生出演し、落選した東京オリンピックへの思いなどを語った。そのなかで、1年遅れで開催される予定の「TOKYO2020」で最大の注目を集める、レアル。マドリードのMF久保建英について、自身の期待を語るとともに、周囲の過剰な期待に対し警鐘を鳴らした。
20歳を迎えたU-24日本代表のレフティについて、本田は「久保さん」と呼んで次のように語った。
「久保さんはむちゃくちゃ努力家のイメージがあります。お会いしたこともありますが、体型はそこまでデカくない。小さいですよね。でも、ものすごく努力して、ここまで来られたと」
そしてプロ野球メジャーリーグでホームラン王を争うとともに、野手と投手の二刀流で活躍するロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平を例に出して言った。
「大谷さんは化け物。ボディが化け物です。その比較で期待値を高めてしまってはいけない。今(久保は)、スペインで戦っていますけれど、世界一のリーグです。そこでホームラン王争いをするような、そんなに甘くないです。これから徐々に努力をして苦難を乗り越えてと思うので、その時間は、特にサッカーファンは持たないと」
そして本田は次のように釘をさした。
「日本のスポーツ界のちょっと悪いところ。スターが消えたらスターを作れと。それで久保さんを出しておけば視聴率は稼げるんでしょうけど、最終的に犠牲になるのは若い久保さんなので、潰さないように。久保さんだけではないです。若い子はちゃんと見守っていくことを、日本全体でやっていかなければいけないことですね」
同じ左利きのミッドフィルダーではあるが、本田は全くタイプが異なることも強調。久保への期待を口にした。
「フィジカルで比較するのではなく、技術は僕より遥かに優れています。その久保さん特有の技術を徹底的に伸ばして、世界で今後さらに大活躍してほしいと思います」
そのように35歳になった本田は、日本の次世代のエース候補のこれからを楽しみにしていた。
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[文:サカノワ編集グループ]