堂安律の獲得に名乗り!フランクフルト、ハノーファー、さらに…ドイツ勢が東京五輪代表レフティへ照準
堂安律。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「4チームが補強を検討」。PSVではレギュラーが確立されていて、本人もレンタル移籍希望。
日本代表と東京オリンピック日本代表に選ばれてきたオランダ1部リーグPSVアイントホーフェンが保有権を持つMF堂安律だが、2021-22シーズン、前シーズンに続きドイツ・ブンデスリーガでのプレーを希望している。その移籍先の候補について8月16日、オランダメディア『フットボール・インターナショナル』が報じた。
東京五輪で背番号「10」をつけて全6試合に先発出場した堂安は、2020-21シーズン、PSVからドイツ・ブンデスリーガ1部アルミニア・ビーレフェルトに期限付き移籍。最終節で1部残留決定ゴールを決めるなど、1部復帰1年目のチームの主力として活躍した。
しかしビーレフェルトは、完全移籍のための500万ユーロ(約6億5000万円)の違約金(移籍金)をPSVに支払えず、完全移籍での獲得を断念した。
東京五輪を経て一旦PSVにパスが戻った堂安だが、ドイツでのプレー続行を希望していた。
そうしたなか同メディアは、ドイツ・ブンデスリーガ1部の1.FSVマインツ05、アイントラハト・フランクフルト、さらに同2部のハノーファー96など「ドイツの4チーム」が、レンタルでの獲得に乗り出していると報じた。
ドイツ最大部数を誇る大衆紙『ビルド』は五輪開幕前の6月の段階で、マインツが“積極的”に動いていると伝えていた。
PSVはドイツ人のロジャー・シュミット監督が率いていて、堂安は2024年6月まで契約を結んでおり、復帰も選択肢にあった。ただし、すでに右ウイングはノニ・マドゥエケ、トップ下はマリオ・ゲッツェが担うことが固まっていて、もしも堂安が戻った場合には難しいシーズンスタートを強いられる状況になっていた。
そこでマインツ、フランクフルト、ハノーファーを含む「ドイツの4チームが獲得を検討している」ということだ。中でもマインツは長い期間、堂安を追っているが、獲得するためにはチーム内の人員整理も必要だと課題も指摘している。
ただ、「移籍ウインドーが閉まる(8月末)前に、堂安はPSVを離れる可能性が高まっている」ということだ。23歳のレフティは、果たしてどのような選択をするのか――。
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[文:サカノワ編集グループ]