大迫勇也いきなり先発、武藤嘉紀とPK獲得。イニエスタ決める!大分1-3神戸

武藤は酒井高徳の同点ゴールも演出。

[J1 26節] 大分 １-3 神戸／2021年８月 25日／昭和電工ドーム大分

　ドイツ・ブンデスリーガ２部ヴェルダー・ブレーメンからJ1リーグのヴィッセル神戸に加入した日本代表FW大迫勇也が８月25日の大分トリニータ戦、チーム合流からわずか３日目にして先発出場を果たした。すると、さっそく持ち味である強度の高いポストプレーから武藤嘉紀へのロブパスで相手DFのハンドのファウルを誘いPKを獲得。それをアンドレス・イニエスタが決めるという“理想的”なゴールも生まれた。試合終盤には菊池流帆の得点も決まり、試合は神戸が３-１で勝利を収めた。

　大迫、武藤、イニエスタ――。いきなり役者が揃って先発に名を連ねた。

　するとさっそくそれぞれが期待に応えてみせた。０-１で迎えた９分、右サイドに開いてボールを受けた武藤が相手をかわしてマイナスのパスを放つ。これを受けた酒井高徳が落ち着いて鋭く左足を振り抜き、ゴールネットへ突き刺してみせた。

　さらに前半アディショナルタイム、今度は大迫が敵陣左サイドの深い位置でボールをキープ。そこからゴール前へ浮かす柔らかいパスを放つと、大分DFの頭を越えて武藤のもとへ。武藤が振り向きざまシュートを放とうとすると、相手の手にボールが当たったとして、主審がVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）と交信したのち、OFR（オン・フィールド・レビュー）によりハンドのファウルと判定。反則かどうか、どちらとも言える微妙な状況ではあったが……。そして、このキックをキャプテンのイニエスタが冷静に向かって左へ決めてみせた。

　神戸の新「10番」大迫はゴールこそ奪えなかったものの、さっそく大きな存在感を発揮。76分、ドウグラスと交代した。

　87分には菊池のゴールを追加。神戸が３-１で勝利を収めてみせた。

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[文：サカノワ編集グループ]