堂安律の移籍先、アウクスブルクが急浮上。3チームに絞られる!?問題はPSVの希望額か

サカノワスタッフ

2021年8月31日

堂安律。写真：徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

移籍期限最終日に突入。本人はすでに日本代表の活動へ合流。

　欧州主要リーグは夏の移籍市場の最終日である８月31日を迎えた。オランダ１部 PSVアイントホーフェンに所属する日本代表MF堂安律は昨季に続いてドイツ１部リーグでのプレーを希望し、これまで複数クラブからリストアップされてきた。しかしこれまで新天地は決定せずにいる。

　そうしたなか、オランダメディア『ED』は現地８月30日、堂安サイドは事実上３つのクラブに絞り、この31日を迎えることになると報じた。

　移籍先の有力候補は、FCアウクスブルク、1.FSVマインツ05、そしてTSG1899ホッフェンハイム。ただし、いずれもPSVが設定している600万ユーロ（約７億8000万円）の金額に難色を示しているという。

　堂安はすでに日本代表での活動のため帰国。カタール・ワールドカップ（W杯）アジア最終予選、日本代表は９月２日にホームでオマーン代表、７日にアウェー（カタール・ドーハ）で中国代表と対戦する。希望は伝え、クラブ、仲介人に託されたということか。

　さらにPSVでは26歳のメキシコ代表MFエリック・グティエレスも、イタリア・セリエＡへの移籍が取り沙汰されているそうだ。

　堂安は2024年６月までPSVと契約を結んでいる。昨季はPSVからドイツ１部アルミニア・ビーレフェルトに期限付き移籍し、主力として34試合・５得点と活躍。しかしビーレフェルトは500万ユーロ（約6億5000万円）の買い取りオプションを行使しなかった。

　東京オリンピックを経てPSVに復帰した堂安だが、これまで２試合連続でベンチにとどまり、立ち位置的には厳しい状況に置かれていた。

　２年連続でのドイツでのプレーを目指し、他にも、SCフライブルク、アイントラハト・フランクフルト、VfLヴォルフスブルク、ハノーファー96といった名前も候補に浮上していた。23歳のレフティは果たして、意中のクラブでプレーすることができるのか!?

[文：サカノワ編集グループ]