×

アーセナル次期監督候補?しかしコンテが優先する「条件」とは…

インテルでのアントニオ・コンテ監督。(Photo by Marco Luzzani/Getty Images)

“本命”はマンチェスター・ユナイテッド!?

 2020-21シーズンにインテル・ミラノでセリエAを制しながら、クラブ首脳との対立により退団したアントニオ・コンテ前監督だが、次にどのチームを率いることになるのか注目を集めている一人だ。

『メトロ』によると、2016年から18年までチェルシーを率いていた52歳のイタリア人監督は、再びイングランド・プレミアリーグで指揮を執ることに「前向き」であるそうだ。そして、優先する唯一の条件がクラブの「勝利のプロジェクト(ウィニング・プロジェクト)」であり、それに賛同できるかどうかだという。

 このオフには、トッテナム・ホットスパーFCと交渉したものの決裂している。チームが短期的な優勝だけを狙っていると感じ、さらに大きなプロジェクトを「待つ」という選択をした。

 そしてUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の初戦ヤング・ボーイズ戦で敗れたオーレ・グンナー・スールシャール監督率いるマンチェスター・ユナイテッド、リーグ3連敗後のノリッジ・シティFC戦勝利で首の皮がつながったミケル・アルテタ監督のアーセナルFCで、「後任」として働くことは十分にあり得ると見る。

 アーセナルとはインテル就任前にも接触があった。が、現在は、前述のプロジェクトを優先するのであれば、選択肢から外れるだろうと予想する。なぜなら優勝を狙えるだけのタレントが現状揃っているとは言えないからだ。

 それだけにクリスチアーノ・ロナウド、ラファエル・ヴァランを獲得したマンチェスター・ユナイテッドであれば、コンテのビジョンとも合うと見る。とはいえ、今のところ「接触はない」ということだ。

 また、コンテは3-5-2のシステムで結果を残してきた。4バックがメインであるプレミアリーグ上位陣で、そのスタイルが選手やサポーターに受け入れられるか、そして機能するのか。そういった、クラブの判断も重視される。

 ただ、もしもアーセナル就任となれば――。4バックにも、3バックにも柔軟に対応できる冨安健洋にとっては、新たなチャレンジにもなりそうだが。

【注目記事】
・アーセナルにウィルシャー復帰か。冨安と同僚に!?アルテタ監督も言及「扉は開かれている」

・【市場価格付き】Jリーグ獲得な日本人7選手。塩谷司、細貝萌、 森本貴幸…

・【血液型付き】日本代表の全選手PHOTOギャラリー。カタールW杯アジア最終予選メンバー24人

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads