【横浜FM】杉本健勇が意地の一発「『来る』と思い切って飛び込んだ」。しかし名古屋との上位決戦を落とす
杉本健勇。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
天野純のコーナーキックに、ニアで完璧に合わせる。
[J1 29節] 名古屋 2-1 横浜FM/2021年9月18日/豊田スタジアム
J1リーグ29節、2位の横浜F・マリノスは1-2で名古屋グランパスに敗れ、1試合消化の少ない首位・川崎フロンターレとの勝点差(4ポイント)を詰めることができなかった。
この試合の72分、杉本健勇がジャンプヘッドで意地のゴールを決めてみせた。2点差を追うなかでの天野の右からのコーナーキック。ゾーンで守るホームチームに対し、ニアサイドに飛び込んで、完璧なジャンプヘッドでゴールネットを揺らしてみせた。
天野との呼吸――。F・マリノスの「41番」は、信じて飛び込んだという。
「特に何かを話していたわけではなく、『来る』と思いました。純くんはいつもいいボールを蹴ってくれます。ただ思い切って飛び込もうと思っていました。素晴らしいボールでした」
また、試合終盤にはレオ・セアラとの2トップも形成。横浜FMにとっては、貴重なオプションにもなり得そうだ。
「僕とレオが2トップになり、その形は今までありませんでした。僕が1・5列目的に(ボールを)引き出すように言われ、はたいてどんどんゴール前へ入っていくことをイメージしていました。チャンスもできていましたし、同点、逆転できるチャンスがあったので、本当に悔しいです」
あと1点を取って、チームの力になりたかった。杉本は悔やんだ。
「悔しいです。僕たちがやるべきことは変わりませんので、もっと質を上げていくこと。今日のゲームは自分たちのミスから失点した場面もありました。でも、そのミスを全員でカバーしていかなければいけない。マリノスは一人ひとりがみんなのために走れて、みんなのために頑張れるチーム。だからこそ何とかして取り返したかったです。すぐにまた試合が来るので、必ず勝てるように、改めてチームが一つになって、そこへ向かっていきたいです」
3試合連続での途中出場で、新天地デビュー戦以来となる2点目を決めた。浦和レッズから期限付き移籍し、これで横浜FMではリーグ6試合・2得点。杉本のゴールで、次は勝利をもたらしたい。
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[文:サカノワ編集グループ]