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「不適切な行動を…」イニエスタ釈明。途中交代で怒り!ペットボトルを2度蹴り上げスパイクも投げる

神戸のイニエスタ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

勝ったもののシュート数4本対14本。「時々フラストレーションが溜まりますが」。

[J1 29節] 神戸 1-0 札幌/2021年9月18日/神戸総合運動公園ユニバー記念競技場

 ヴィッセル神戸が北海道コンサドーレ札幌に1-0の勝利を収め、4位に順位を上げた。神戸から6位の浦和レッズまで勝点51で並ぶ大混戦となっている。

 スコアレスで迎えた22分、神戸はGK飯倉大樹のフィードから武藤嘉紀が右サイドを抜け出し、そのクロスを中坂勇哉が決めてゴール。シュート数4本対14本と劣勢を強いられながらも、ホームチームはその1点を守り切ってみせた。

 大迫勇也、武藤が加わったものの、神戸は大味な試合が続いている。この内容に不満を抱いたのか、怒りを爆発させたのがキャプテンの元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタだった。

 1-0とリードして迎えた70分に佐々木大樹と交代に。タッチラインを超えたイニエスタはそこにあったペットボトルを蹴り上げる。

 さらにベンチの前にあったペットボトルの入ったケースごとも蹴って、中からペットボトルが飛び出す。周囲のスタッフも緊張した面持ちだ。

 まだ怒りは収まらない。37歳の司令塔はベンチのパイプ椅子に座ると、自らのスパイクをも投げ出した。

 物を大事にすること。周囲への感謝を忘れないこと。そういったことを強調し体現してきたイニエスタだけに、映像としても残ってしまい、見ている側も悲しくなってしまう行動だった。

 するとイニエスタは試合後、自身のツイッター(@andresiniesta8)を更新。日本語で、「良いプレーを出しているタフなチームと勝ち点3を獲得できました。自分らしくない、不適切な行動を示したので、サッカーファンやサポーターの皆さんに詫びます。時々フラストレーションが溜まりますが、僕はそのような人ではありません。申し訳ありません」と釈明した。

 神戸は14勝9分5敗。次節24日にはアウェーで清水エスパルスと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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