【浦和】リカルド監督、ルヴァン杯決勝進出へ“あの時”より「できれば苦しみは少ないほうが」。C大阪との準決勝第2戦に向けて抱負
浦和のリカルド・ロドリゲス監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
2-2以上のドローも視野に入れつつ、「勝利の道に戻る」ことを期待。
[ルヴァン杯 準決勝第2戦] C大阪 – 浦和/2021年10月10日15:00/ヨドコウ桜スタジアム
ルヴァンカップ準決勝のセレッソ大阪対浦和レッズの第2戦が10月10日、ヨドコウ桜スタジアムで行われる。埼玉スタジアムでの第1戦は1-1で引き分けていて、アウェーゴールルールにより、C大阪はスコアレスドローでも決勝に進める。一方、浦和は2ゴール以上での引き分けか勝利がファイナル進出の条件だ。
浦和のリカルド・ロドリゲス監督が8日、オンラインによる定例の記者会見に応じて、この試合に向けた抱負を語った。
まず最近の流れから先発7人を入れ替えた第1戦について、指揮官は次のように改めて振り返った。
「前半は良かったですが、後半に入りクロスからダメージを食らう場面が増えました。加えてボールロストもあり、20分ほど良くない時間が続きました。ただ最後の選手交代のあと再び主導権を握り、惜しい場面もできました」
神戸戦に続いて「20分ほど集中の切れた時間帯があった」と言う。
「例えば1-3などで負けていれば、より厳しい状況に陥っていました。1-1で終われたのは良かったと受け止めています。もちろんアウェーゴールによりC大阪にアドバンテージがあります。逆に言えば、勝ってもおかしくない試合で、90分間パフォーマンスを維持すべきでした」
そして第2戦へ。川崎フロンターレを突破した時と第1戦を終えてのスコア上の状況は一緒だ。
「同様の状況で川崎フロンターレを敗退に追い込めた経験は、準決勝での一つの基準に捉えることができます。C大阪が一つアドバンテージを持っていますが、自分たちはそこで相手を倒した前例があり、自信を持って挑みたいと言えます。
とはいえ川崎戦のように苦しみながらも、とは言うものの、その苦しみの部分はより少ないほうがいいですね。この大会でも勝ち進んでいきたいです」
川崎にも結果的には2試合ドローで勝てなかった。そのあたり、指揮官は少しだけ気にしているようだ。
「いいゲームをして勝つ。勝利の道に戻る、内容の伴ったものをまず求めていかなければいけないと思います。あまり決勝のことを考えすぎず、いい内容を取り戻して、今後のリーグ戦、天皇杯、そしてルヴァンカップ、90分間最高のレベルを示していきたいです。もちろん、そこで2-2、3-3で終われれば私たちにとって良いことではありますが、勝っていい感覚を取り戻したいです」
勝利のメンタルを身に付けていく。それも、このチームがさらなる高みに向かううえで大切になってくる。
リカルド・ロドリゲス監督のもと、浦和が5年ぶりの決勝進出を目指す。
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[文:塚越始]