鹿島FWエヴェラウドを名門サントス、コリンチャンスが争奪戦
鹿島のエヴェラウド。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
今シーズンで契約満了、母国復帰か!?
J1リーグ鹿島アントラーズのFWエヴェラウドが今シーズンで契約満了を迎え、母国ブラジルに復帰する可能性が高まっている。しかも名門であるサントスFC、SCコリンチャンス・パウリスタの2クラブが争奪戦を繰り広げているという。
ブラジルメディア『ファナティコス』によると、現在1部4位のコリンチャンスは、2022シーズンのセリエBへの降格クラブからの引き抜きも検討している。ただ優先順位の最上位は実力派のアタッカーだという。
そこでエヴェラウドがリストアップされているということだ。複数の情報によると、契約は2021シーズンまでで、クラブは違約金をかけずに獲得できると見ている。
しかしエヴェラウドと鹿島の契約満了のタイミングを待っているのが、最大のライバルであるサントスだと言われている。サントスは移籍マーケットの開く1月、すぐにでも契約したい考えだという。
エヴェラウドは1991年7月5日生まれ、ブラジル出身の30歳。181センチ・80キロ。2019年はメキシコ1部のケレタロFCからブラジル1部のシャペコエンセにレンタルされて、31試合・12得点と活躍。チームの降格もあり、昨季、鹿島に加入した。するとウイング(サイドハーフ)とセンターフォワードの併用によりダイナミックさを発揮しながらゴールを量産。33試合・18ゴールと、リーグ得点ランキング2位の好成績を残した。
オフには中国超級リーグのクラブから高額オファーが来たものの、鹿島残留を決断。ただし昨季から続くコロナ禍の影響を受け、今季これまでJ1リーグ27試合・1得点・4アシストと苦しんできた。
ただ、キッカケさえ掴めれば“爆発”するという、そのパワーは証明してみせた。
実績があるだけにJリーグのクラブも注目しているはずだが――。やはり母国復帰となるのだろうか。
川崎フロンターレが天皇杯で優勝した場合にACL(アジアチャンピオンズリーグ)の切符を掴める「4位」に鹿島は浮上。12月4日の最終節、アウェーでベガルタ仙台と対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]