本田圭佑「まだ引退していない」。カンボジア代表の監督業に専念も、現役続行を希望
本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ビジネスマンとしても活躍するものの、「私はまだサッカー選手です」。
サッカー日本代表としてW杯3大会連続出場中の本田圭佑がこのほど、スペインメディア『アス』のロングインタビューに応じて、自身のこれまでのキャリアを振り返るとともに、現在取り組むカンボジア代表のコーチ業とビジネスについて詳しく語っている。一方、約5か月公式戦のピッチに立っておらずフリーエージェントのままだが、「まだ引退していません」と選手としてのキャリアを終えたわけではないとも強調している。
今年6月で36歳になるレフティは、昨年11月にリトアニア1部のFKスードゥヴァ・マリヤンポレを退団。その後はどのクラブチームにも所属しておらず、カンボジア代表のコーチ業に専念してきたという。
現在何をしているのか? という率直な問いに答える。
「今、私はカンボジアにいて、代表監督として働いています。日本、カンボジア、さらに多くの国々を行き来しています。リトアニアでの契約を終えたあとフリーの身となり、今はカンボジア代表の監督に専念しています。(ほぼ4年間、コーチとして?)はい、2018年からです。ロシアワールドカップが終わってから、時間が経つのは早いものです」
そしてビジネスマン、カンボジア代表監督など複数の顔を持つだけに「睡眠時間が足りないのでは?」との問いには、「多くの人から同じ質問をされます」と答え、まだ現役選手であることを強調した。
「休息は仕事にとって、とても大切なことです。私には家族、子供がいて、彼らとの時間を大切にしています。1日7時間以上は寝ています。私はまだサッカー選手です。まだ引退はしていいません」
そしてインタビューの最後、本田は改めて“現役”への意欲を示している。
「私は毎日トレーニングして、コンディションをキープしています。プレーする準備はできていますが、今はカンボジア代表に集中しています。クラブといつ契約を結ぶのか分かりません。決して急いではいません。私はいつでも引退できます。私ぐらいの年齢のプレーヤーであればそうしますが、私はまだプレーを続けたいと思っています」
そのようにあくまでも現役のサッカー選手でもあると言っている。
とはいえ、リトアニアではリーグ7試合・2得点と振るわず、チームも優勝を逃した。現実的にはトップレベルにあるリーグでの活躍は今後厳しそうである。そうしたなかで、一体どのような選択をするのだろうか――。
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[文:サカノワ編集グループ]