【浦和】待望のFWリンセン獲得近づく「フェイエノールトが代表団を日本へ派遣」
フェイエノールトのリンセン。 (Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)
オランダ1部で今季13ゴールを決めたストライカー。UEFAカンファレンスリーグは惜しくも準優勝。
オランダ・エールディビジ(1部)フェイエノールト・ロッテルダムのFWブライアン・リンセン(Bryan Linssen)のJ1リーグ浦和レッズへの移籍合意が間近に迫っているようだ。オランダメディア『FCアップデート』は5月26日、前日ASローマに0-1で敗れたUEFAカンファレンス・リーグ決勝がリンセンにとってフェイエノールトでのラストゲームになった可能性が高く、「31歳のストライカーは、浦和レッドダイヤモンズへの移籍に近づいている」と報じた。
リンセンはカンファレンスリーグ決勝ローマ戦、1点リードされた74分から途中出場。前線の迫力に厚みを加えて攻勢を強めたが、強力なローマの壁を打ち破れず、試合は惜しくも0-1で落として準優勝に終わった。なおオランダリーグ3位のフェイエノールトは、来季UEFAヨーロッパリーグ予選の出場権を得ている。
『FCアップデート』によると、「フェイエノールトは今週、浦和レッズとの契約をまとめるため、代表団を日本に派遣した」「クラブ(フェイエ)はこの移籍で、比較的高い金額を手に入れることになりそうだ」と報じている。
リンセンはオランダ今季1部では全34試合(スタメン26試合)に出場し、13得点・8アシストを記録。カンファレンスリーグやカップ戦を含めた公式戦の通算は53試合・17得点・10アシストだった。ポジション別の出場数は、センターフォワード44試合、両ウイング4試合ずつ、攻撃的ミッドフィルダー1試合だった。
ACL(アジアチャンピオズリーグ)との過密でイレギュラーな日程も影響し、浦和は同大会セントラル方式のグループステージ(決勝トーナメント進出決定)を挟んでJ1リーグ7連続引き分け、そして先日のセレッソ大阪戦を落とし、これで8試合勝ちなしに。2勝8分5敗の勝点14で、降格圏17位の湘南ベルマーレ、プレーオフ圏16位の清水エスパルスとは1ポイント差だ。
浦和は小野伸二の古巣でもあるフェイエノールトと「戦略的パートナーシップ」を締結している。リンセンの移籍が実現すれば、両クラブの共闘体制の結束がさらに強まる一歩目にもなり得る。
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