【移籍情報】吉田麻也にモンツァが正式オファー。セリエA初昇格「積極的に動いている」、オーナーは“あの人”
吉田麻也。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
名古屋、神戸も獲得を目指すなか、本人の意向は――。
イタリア・セリエA昇格を果たしたACモンツァが、日本代表DF吉田麻也の獲得に向けて正式オファーを出したという。イタリアの移籍専門サイト『トゥット・メルカート』が6月22日に報じた。
モンツァは1912年創立と歴史あるクラブだが、セリエA昇格は今回が初めて。2019年に元セリエAオーナーでもある元イタリア首相のシルヴィオ・ベルルスコーニ氏が買収。セリエCからトップリーグまで駆け上がってきた。
『トゥット・メルカート』はモンツァについて、「このオフ、とてもアクティブに動いている」と積極的に補強していると伝える。そして『Secolo XIX』の情報を引用し、センターバックについて、UCサンプドリアとの契約満了を迎えた経験豊富な33歳の吉田に対して「正式オファーを出した」ということだ。さらに同じくサンプドリアの35歳DFアントニオ・カンドレーヴァの獲得にも関心を示している。
吉田にはJリーグの名古屋グランパス、ヴィッセル神戸なども獲得を検討していると噂されてきた。そうしたなか、昇格組とはいえセリエAクラブからのオファー――。イタリアで2シーズンプレーしてきたことで、外国籍選手枠の対象としてもメリットがある。日本代表キャプテンはどのような判断を下すのか。
カタール・ワールドカップ(W杯)出場を目標とする吉田は、日本代表として臨み0-3で敗れたチュニジア戦のあと、次のように語っていた。
「(森保一)監督からの信頼はもちろん感じています。どの世界にも言えることかもしれませんが、信頼は積み上げていくのには非常に時間がかかり、大変なことです。特にサッカーは1プレーで人生が変わり、1プレーでその信頼も失ってしまいかねません。そこは理解しています」
「(移籍について)ここから9月(国際インターナショナルウィーク)に向けて、なるべく早くいいチームで試合に出て、コンディションを作って、万全な状態で9月に臨まないと。自分自身のコンディションも上げていかなければと理解しています」
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