【日本代表】吉田麻也がPK献上など3失点に絡む。微妙な布陣変更は逆効果に…。日本、チュニジアに0-3で敗れる
チュニジア戦、競り合う鎌田大地。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
前半は決定機を作り出したものの、4-2-3-1を織り交ぜた後半はチャンスなし。
[キリンカップ決勝] 日本代表 0-3 チュニジア代表/2022年6月14日18:55/パナソニックスタジアム吹田
「キリンカップサッカー2022」決勝、日本代表対チュニジア代表の一戦、チュニジアが3-0の勝利を収めて優勝を果たした。日本は6月シリーズ、通算2勝2敗で終えた。
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を経て、最初の活動となった6月シリーズ4試合の最終戦。FIFAランキングは日本23位、チュニジア35位。ブラジル代表(同1位)、ガーナ戦(同60位)に続いてW杯出場国との対戦となった。
日本は4-1-4-1でスタート。ボールポゼッション率で上回り、35分、長友佑都のヘッドから伊東純也が右サイドを抜け出し、そのクロスを逆サイドでフリーになった鎌田大地があとは合わせるだけ――というシーンを作り出したものの、雨でスリップしたボールを合わせ切れず。さらに南野拓実が素晴らしいボールコントロールから左足でゴールネットを揺らしたが……オフサイドに。他にもいくつかいい形では崩したが、ゴールを割れない。
日本は後半開始から、原口元気に代えて田中碧を投入。状況に応じてビルドアップ時に4-2-3-1にするフレキシブルな戦い方をする。
ところが、4-1-「4」-1の4枚が高い位置からかけていたプレッシャーが掛からなくなり、そのギャップを突かれ、一気にゴール前まで持ち込まれる展開が増える。
すると55分、吉田麻也が相手を倒してPKを献上。これをモハメド・アリ・ベン・ロムダンに決められてしまう。さらに76分、吉田が最終ラインでのボール処理に失敗し、そこからフェルジャニ・サシに2点目を奪われる。
古橋亨梧、久保建英、堂安律、三笘薫と前線を入れ替えたホームチームだが、5バックにして対応するチュニジアを崩せず。結局、後半はチャンスを作れず。
アディショナルタイムには再び吉田のパスをインターセプトされ、そのあとボール奪取にも失敗……数的不利を作り出されて、90+3分、イサム・ジェバリにトドメの3点目を突き刺された。
【注目記事】
・日本代表MF久保建英がレアル・マドリードの米国ツアーに参戦か