チュニジア代表監督「日本の弱点は守備」、吉田麻也の背後「狙っていた」。W杯へ課題が一つ明確に。日本0-3で敗れる

「日本の22番（吉田麻也）を狙っていたようだが？」という質問に対し――。

[キリンカップ決勝] 日本代表 0-3 チュニジア代表／2022年６月14日18:55／パナソニックスタジアム吹田

「キリンカップサッカー2022」決勝、日本代表はチュニジア代表に0-3で敗れて準優勝に終わった。キャプテンのセンターバック吉田麻也がPK献上などミスから全失点に絡んだ。

　チュニジア代表のジャレル・カドリ監督は試合後の記者会見で、「テクニックと戦略が融合した好チームの日本に対し、戦略的に上回ることができました」と、この勝利を喜んだ。チリ代表戦（〇2-0）に続いて無失点で、キリンカップのタイトルを獲得した。

　また「日本の22番（吉田）を狙っていたようだが、研究していたのか？」という質問が出た。これに対し、指揮官は次のように応えた。

「日本代表については、よく研究してこの試合に臨みました。ストロングポイントは攻撃面で、特に守備から攻撃に移るスピードにあると感じました。ただ、もしも日本に弱点があるとすれば、それは守備。ディフェンスは難しい状況に置かれるとミスをすることがあり、ボールをDFの裏につけることを特に狙っていました」

　そのように日本の最終ラインの選手たちとマッチアップに持ち込むことを意図していたと明かした。結果的にその狙いが結実した形となった。

　FIFAランキングは日本23位、チュニジア35位。カタール・ワールドカップ（W杯）の出場権を得ているチーム同士の対戦に。日本としては、W杯本番に向けて、課題がより明確になる一戦となった。

【注目記事】
・日本代表MF久保建英がレアル・マドリードの米国ツアーに参戦か

・【移籍情報】スポルティングのブラジル人FWフェリペにJリーグから獲得の打診。日本代表の守田英正とサンタ・クララで元チームメイト

・「世界に見つかってしまう」日韓戦で３ゴール演出、20歳MFを解説の水沼貴史さん大絶賛。U-21日本代表、韓国を下しベスト４進出