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【日本代表】「頬をはたかれたような気持ちに」吉田麻也がW杯最終予選の分岐点、長友佑都との“熱い”対話を振り返る

記者会見で「森保一監督はどんな監督?」と質問された時の吉田麻也(左)と森保監督。(C)SAKANOWA

「これからまた選手の中でも競争が始まる」

 日本サッカー協会(JFA)は3月26日、カタール・ワールドカップ(W杯)の出場権獲得を受けて記者会見を行った。JFAの田嶋幸三会長、反町康治技術委員長、日本代表の森保一監督、キャプテンの吉田麻也がそれぞれサポートに感謝するとともに、29日のホームでのベトナム戦の来場を呼び掛けた。

 そのなかで吉田は自身のターニングポイントとして、9月2日のホームでの最終予選初戦のオマーン代表戦を0-1で落としたあとを挙げた。そこで長友佑都から「熱量をもっと持たなければ」とゲキを受けたという。

「オリンピックが終わって、切り替えたと思って臨んだ1試合目(オマーン戦)に躓き、自分自身も本当に頭の整理と心の準備ができていたのか自問自答しました。

 2試合目(中国戦)の時、長友選手が部屋に来て、発破をかけてくれました。もう一回、それこそ熱量を持って挑まなければダメだろうと言われ、目が覚めました。頬をはたかれたような気持ちになりましたね。

 そこから自分自身も、ピッチの中でのパフォーマンスを高めていかなければ説得力がついてこないし、そこのところを意識して、予選を戦ってきました」

 また、カタールW杯本大会に向けて、コンディションをポイントに挙げた。

「いいコンディションで本大会に挑むこと。本大会前の準備段階が非常に短く、集まってすぐ大会が始まるので、コンディショニングが難しく、そのバラつきを整えることが大切になると思います。

 アジアと世界と対するのでは戦い方も変わってきます。いつもより体が動かない、走れないことも考えられるので、戦い方を柔軟にする必要はあると感じます。

 そこは経験のある選手がしっかり伝え、多少チームの構成も変わってくると思います。これからまた選手の中でも競争が始まると思っています」

 まずは29日の最終予選ラスト10戦目、埼玉スタジアムでのベトナム戦へ。吉田はW杯出場決定を一人でも多くの方と分かち合いたいと、来場を呼び掛けていた。

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