「馬鹿げたルール」と政府へ批判を投じた本田圭佑「こんな感じでどう?」
本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「声出し応援の件でそれぞれの登場人物に対して思うこと」、「浦和ファン: 気持ちは分かる。けどバランスが大事よ」。
サッカー日本代表としてワールドカップ(W杯)に3大会連続でゴールを決めているMF本田圭佑が7月6日にツイッター(@kskgroup2017)で、「声出し応援の件でそれぞれの登場人物に対して思うこと」と、次のようにメッセージを発信した。
「浦和ファン: 気持ちは分かる。けどバランスが大事よ
Jリーグ: 対応が難しいよね。想いは一緒なはずやから
政府: 馬鹿げたルールはすぐに変えて。遅い。システム変えなあかん
批判してる第三者: ルールはルールという考え方に終止符を打って」
ルールは守るためにあるもの、という批判意見に対して、海外と日本で様々な対策の下での生活を体感しそれぞれの長所と短所を知る本田は、「ルールとは守らないと物事が成り立たなかったり、前に進まないときに必要なもの」と理解しつつも、次のように指摘する。
「ルールを変えたいならルールを守った上で主張すべきという意見が多いけど、僕の考えもそうです。筋が通ってるし。ただしその考え方だけが正しいと言えないようでは問題だなと思ってます。これは今回の件に限らず、日本の問題と言えると思います」
本来、人々が環境をよりよくするためにルールは設けられる。しかし例えばそのルールに問題や不条理があっても、「ルールは守るためにあるもの」という声が大多数になり、本来の目的から逸脱していくことは起こりうる。
ただ、そうした難しい議論になりつつあるなか、本田はそうした投稿から7時間後、「こんな感じでどう?」と、TikTokのあるシーンを紹介。歓声を発して、みんなが幸せな気持ちになれる――そんなスタジアムが1日も早く戻ってくることを願っているようだ。
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