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日本代表MF鎌田大地にフランクフルトが契約延長へ「具体額」提示

鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

残り1年、目標だったCLの出場権も掴んだだけに――。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトのマルクス・クレシュ(Markus Krösche)チーム責任者が7月10日、ドイツメディア『ビルド』のインタビューに応じて、日本代表MF鎌田大地(KAMADA Daichi)との契約延長について言及した。

 2023年6月までフランクフルトと契約を結ぶ鎌田だが、この夏の移籍マーケットでは、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFC、リーズ・ユナイテッドFC、スペイン1部セビージャFCが獲得へ関心を示していると言われる。しかしちょうど1年前、そういった周囲の喧騒に少なからず影響を受けて、鎌田自身もパフォーマンスを落とし、本来の調子を取り戻すのに時間を費やした経験もしている。

 今回、中心選手としてUEFAヨーロッパリーグ(EL)を制し、新シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を掴み取ってみせた。CLは鎌田の目標であり、自分の力でこのチケットを得ただけに、このまま新シーズンを迎えることに何のマイナスもない。本人も先月の日本代表活動中に「フランクフルト以上のチームを見つけることは難しい」と語っている。

 そうしたなか、今回、クレシュ氏は鎌田との契約について次のように語った。

「(移籍が噂されるフィリップ・コスティッチ、エヴァン・ヌディカ、鎌田について)彼らはみんな、ここで快適に過ごしていて、ここに何があるのか把握しています。私たちも彼らが何を持っているかを知っています。私の目標は、今のチームを維持すること。そのために、鎌田サイドとはずっと連絡を取り合っています(契約延長の件)。具体的な数字(金額)ついてもすでに提示しています。どうなるか見てみましょう」

 そのように契約延長の条件提示をしたと明かした。

 フランクフルトは元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェをPSVアイントホーフェンから獲得。トップ下タイプであり、鎌田移籍への布石かとも言われた。ただ現状、ゲッツェに依存することも危険であるとして、鎌田の必要性も改めて高まっている。

 CL出場により最低20億円以上を得られることも確実になり、それもクラブのスタンスに影響を与えているに違いない。もしも決勝トーナメントに進むことになれば、その倍近い収益を得られる(さらに分配金などボーナスも)。

 夏の移籍市場は8月末まで開いているので、まだまだ先は読めない。鎌田は基本的にはフランクフルトでの戦いに集中しながら、CLにコンスタントに出場できるようなビッグクラブからのオファー待ち、というスタンスになるか。

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