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【浦和】「やっと開放された」シャルクがJ1初ゴール!歴戦のアタッカーが大切にしてきた“精神”とは――

アレックス・シャルク。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「難しい時期が続いただけに、チームを助けられて満足しています」

[J1 29節] 浦和 4-1 柏/2022年9月10日19:00/埼玉スタジアム

 浦和レッズのアレックス・シャルク(Alex Schalk)が柏レイソル戦でJ1リーグ初ゴールを決め、チームも4-1の快勝を収めた。

 松尾佑介の先制弾で1-0とリードして迎えた24分、最終ラインに降りた岩尾憲からのビルドアップ。伊藤敦樹のロングスルーパスに抜け出すと、最初のシュートはGK佐々木雅士に止められた。しかし、その跳ね返りを冷静に流し込んで、貴重なチーム2点目をもたらした。

「やっと……開放された気分です」

 シャルクは試合後、そのように胸を撫で下ろした。

「難しい時期が続いただけに、チームを助けられて満足しています。これから続く試合でも同じように、チームを助けられたらと思います」

 ACLはレギュレーションと負傷明けでもありメンバー入りできず。今回5月以来のリーグ戦スタメンのチャンスを掴み、しっかりモノにしてみせた。

「浦和レッズはビッグクラブでさまざまな質の高い選手が揃っています。そこは競争なので、常に自分でも理解しながらプレーしています。今日監督がくれたチャンスを掴もうと思いました」

 得点シーンでは、この日トップ下で起用された大久保が一気に降りて、そのスペースを活用した伊藤からのパスを受けて生まれた。シャルクは「アツキからいいボールが来ました。左サイドからのアタックはリカルド監督からも自由を与えられていて、自分の特徴を生かせて、とてもやりやすかったです」と振り返った。

「明本とトモとの(左サイドで作る)トライアングルが非常にやりやすかったです。初めての組み合わせでしたが、いいコンビネーションがたくさん生まれましたね」

 リーグ戦では埼スタでの声出し応援を受けてプレーする初めての機会に。30歳のオランダ人アタッカーは「アメイジング」と称賛し、感謝を惜しまなかった。

「僕のみならずチームに、ファン・サポーターがエネルギーが与えてくれました。ピッチに立つと、声援が大きなエネルギーに変わり、勝利に向かわせてくれました」

 このあと連戦が続くが、「今日はすごく満足しています。自分がまたチャンスを得られれば、今日のようなパフォーマンスを見せたいです。ネバーギブアップ。このメンタリティは常に持ってここまで来ました。それが自分のスタイルなので、継続していきたいです」。

 この初ゴールをキッカケに上昇気流に乗り、レッズをさらなる高みへと引き上げる。

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