【山口】2得点の高井和馬、後方からの危険タックルで一時騒然。岩手と2-2ドロー
レノファ山口FCのエンブレム.。(C)SAKANOWA
2試合5ゴールの大活躍、3年ぶり二桁ゴールに乗せる。しかし3連勝ならず。
[J2 39節] 山口 2-2 岩手/2022年10月2日14:03/セービング陸上競技場
J2リーグのレノファ山口対いわてグルージャ盛岡の一戦は、山口の高井和馬が2ゴールを決めたものの、岩手の和田昌士の一撃と90+6分の大砲ブレンネル弾に沈み、2-2の引き分けに終わった。
今季復帰した28歳のMF高井はコーナーキックの流れからと、技ありの巻き込むショット。前節のザスパ草津群馬戦(〇6-1)ではハットトリックを決めていて、2試合連続の複数得点“ドッペルパック”を達成する圧巻のパフォーマンスを見せた。
一方、この試合の58分、サイドの攻防で入れ替われて抜かれた奥山洋平の背後から、高井が大腿部付近へ足を振り上げてスパイクを向けたスライディングタックルをしてイエローカードを受けた。明らかにボールに向かっていない危険なタックルで、レッドカードを受けていても仕方なかったと言える悪質なもの。高井の周りに岩手の選手たちが詰め寄り、ベンチからの「退場でしょ、あれ」「ふざけんなよ、おい」といった声も拾われていた。ただ高井はむしろ判定を下した主審に対し異議を唱えるなど、周囲への配慮を欠き、フェアプレー精神とは言えない姿勢を見せた。
結局、土壇場で追い付かれて、チームのリーグ連勝は「2」でストップ。突き抜け切れない――山口のチーム状況を物語るような、せっかくビッグプレーを見せたもののやや後味を悪くするプレーであり、結末を迎えてしまった。
高井はリーグ31試合・10得点・2アシストと、山口での2020シーズン以来の二桁ゴールを達成している。
山口はリーグ12勝11分6敗の勝点47で15位。残り3試合、次節はアウェーで大宮アルディージャと対戦する。
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