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久保建英の絶品ゴール取り消し…「APP」とは? レアル・ソシエダが8連勝でストップ

久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

試合終盤の得点シーンも微妙なオフサイドで無効に。

[スペイン1部 11節] レアル・バリャドリード 1-0 レアル・ソシエダ /2022年10月22日16:15(日本時間23:15)/エスタディオ・ホセ・ソリージャ

 スペイン1部リーグ11節、レアル・ソシエダがレアル・バリャドリードに0-1で敗れ、リーグ5連勝、公式戦8連勝でストップした。日本代表のMF久保建英はFWで先発出場し、前半終了間際に見事なシュートを突き刺したものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入を経て、ゴールが取り消された。

 久保が鮮やかな左足のシュートを突き刺したシーン。VARと交信した主審は、OFR(オン・フィールド・レビュー)でチェックしたうえでノーゴール判定とした。

 今回の判定のポイントとなったのが、APP(ATTACKING POSSESSION PHASE 、アタッキング・ポゼッション・フェイズ)。攻撃の「起点」だ。

 レアル・ソシエダは自陣でマルティン・スビメンディのコンタクトプレーからパスカット。そこからカウンターを発動させ、パスを受けた久保が左足を一閃! 凄まじいショットでゴールネットを揺らした。

 しかし、その攻撃が切り替わったシーン、スビメンディの相手選手へのチャージがファウルと見なされ、ここを始点に生まれたゴールが取り消された。パスがややズレていたが、そのあたりまでは考慮されなかった。

 さらに久保が途中交代したあとの83分にも、ラ・レアルがネットを揺らし同点ゴールかと思われた。しかしこのシーンも、VARの介入によりジョン・カリカブルのオフサイドに。やや後方から捉えたカメラしかなく微妙で、副審はフラッグアップしていなかったが……またも得点が取り消された。

 ややホームアドバンテージもあったか。ただレアル・ソシエダはシュート20本(バリャドリード9本)を放ったものの、フィニッシュの粗さも目立った。

 翌週はUEFAヨーロッパリーグ(EL)のオモニア・ニコシア戦、ラ・リーガのレアル・ベティス戦が組まれ、そして11月1日、カタール・ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表メンバー発表を迎える。

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