【日本代表 スタメン予想】左MFは久保建英が有力も、三笘薫、相馬勇紀の“三択”に。守備陣では板倉滉が抜擢? 森保一監督の言葉から読み解くW杯ドイツ戦の先発11人
カタールW杯、日本代表のドイツ戦スタメン予想。(C)SAKANOWA
「いい守備から攻撃へ」を狙うには、冨安健洋と守田英正は外せないが――。
[カタールW杯 E組 第1戦] ドイツ代表 – 日本代表/2022年11月23日16:00(日本時間22:00)/ハリーファ国際スタジアム
カタール・ワールドカップ(W杯)グループEの第1戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が11月23日(日本時間午後10時開始)、ドイツ代表と対戦する。国際Aマッチでの対戦成績は日本の1分1敗。FIFAランキングは日本24位、ドイツ11位。
この試合の日本代表のスタメンを、森保一監督の試合前日の公式記者会見の言葉をもとに予想したい。
日本はこれまで主力のうち、遠藤航が脳震盪、冨安健洋がハムストリング負傷で別メニュー調整を続けてきた。また発熱をした三笘薫も合流が遅れ、さらに守田英正がふくらはぎの負傷で、試合前日まで全体練習へ合流できずにいた。
他にも浅野拓磨、田中碧、板倉滉(いずれもヒザ内側側副靭帯損傷)、久保建英(左肩脱臼)、谷口彰悟(鼻骨骨折)が、それぞれ直前のカナダ戦にようやく復帰。試合勘を取り戻したものの、浅野、田中、久保は本調子から程遠い印象を残した。
GKは9月のエクアドル戦で結果を残したシュミット・ダニエルか。“当たった”時の権田修一のパフォーマンスは凄まじいが、所属の清水エスパルスがJ2降格の憂き目にあい、なかなか状態が上向かずにいる。
最終ラインは、伊藤洋輝、冨安健洋、吉田麻也、酒井宏樹が基本形。ただし冨安の状態によっては、板倉滉の抜擢もあり得る。それでもセンターバックが吉田&板倉だと、どうしてもスピード不足が否めない。何より吉田は今年に入りパフォーマンスを明らかに落としているだけに、ここで冨安&板倉のコンビにする英断を指揮官が下せれば、大きな賭けになるが――。あるいはアーセナルFCのように、冨安のサイドバック起用もあるか!?
ボランチは守田英正と遠藤航になるか。森保監督は「26人全員が試合に出られる状態」と語っており、守田はギリギリ間に合ったようである。ただし、ここで無理をさせない可能性もある。
とはいえドイツの中盤の強度を考えると、それに十分抗えて、ショートカウンターを繰り出すという現実味あるこのコンビで戦いたいところ。攻撃面で特徴を出せる柴崎岳、田中碧だが、強度不足はやはり不安要素。板倉のボランチ起用も考えられる。
中盤と前線は、久保建英、鎌田大地、伊東純也、そして前田大然が有力だ。センターフォワードは好調な上田綺世の可能性も残る。一方、鎌田と伊東(ケガなどなければ)は確実だ。
左MF候補の久保は、カナダ戦で複数のファウルでピンチを招いた。森保監督は記者会見で「いい守備から攻撃へつなげたい」というキーワードを口にしている。もしかすると、プレスバックを怠らずハードワークも板についてきた相馬勇紀の抜擢、あるいはスタートから三笘薫で行くことも十分考えられる。
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